新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
鈎形葵(カギガタアオイ)
鈎形葵(カギガタアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草である。
日本固有種である。
山梨県の南部から静岡県の中西部にかけて分布し、山地の林の中に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5~10センチである。
長い柄のある卵形の葉を数枚つける。
葉はやや肉厚で、暗い緑色をしている。
開花時期は9~11月である。
花の色は暗い紫色ないし褐色である。
萼筒は幅の広い鐘形で、上部がわずかにくびれる。
花弁はない。
和名の由来は、花柱の先が鉤形になることからきている。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の curvistigma は「曲がった柱頭の」という意味である。
写真は11月につくば植物園の「日本の固有植物展」で撮った。
属名:Asarum curvistigma
★確かめて見られるわけでないけれど
面白いよね名前の由来
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