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博多羊歯(ハカタシダ)



博多羊歯(ハカタシダ)はオシダ科カナワラビ属の常緑多年草である。
本州の福島県・新潟県から九州にかけて分布し、林の中や林の縁に生える。
海外では、中国にも分布する。
根茎は短く這う。
葉は長さが80センチくらいある2回奇数羽状複葉である。
鳥の羽のように左右に羽片が並んで先にもう1枚羽片がつき、それがもう1回枝分かれをする。
左右につく羽片は3~5対と少ない。
葉の質は硬い紙質で、濃い緑色をしている。
葉の真ん中に黄色い斑の入るものがあり、これを「博多織」に見立てたのが和名の由来である。
胞子嚢群は小羽片の裏側の中肋と辺縁の間につく。
属名の Arachniodes はギリシャ語の「arachnion(クモの巣)+odes(形状をした)」からきている。
種小名の simplicior は「より単一な」という意味である。
写真は3月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Arachniodes simplicior

★博多織思わすような葉の模様
 きりりと締まりとても粋だね




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