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一葉楓(ヒトツバカエデ)



一葉楓(ヒトツバカエデ)はカエデ科カエデ属(アーケル属)の落葉高木である。
分類体系によっては(APGIII)ムクロジ科とされる。
アーケル属は北半球の温帯を中心に150種くらいが分布する。
日本にもいろは楓(イロハカエデ)などが分布し、属名の和名をカエデ属という。
楓(カエデ)の名は蛙手(カエルデ)から変化したとする説が有力である。
本種は日本固有種である。
和名の由来は、葉に手のひら状の切れ込みがないことからきている。
別名を丸葉楓(マルバカエデ)という。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
樹高は5メートルから10メートルくらいになる。
幹は直立し、樹皮は暗い灰色である。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
雄性同株で、葉の展開後に花を咲かせる。
花の色は淡い黄緑色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で翼があり、鋭角に開く。
秋には黄葉をする。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の distylum は「2つの花柱のある」という意味である。
写真は9月に会津若松市の御薬園で撮った。
学名:Acer distylum

★ちょいと見てとても楓と思えない
 姿だけれどそれも可笑しく



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