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新・花の仲間調べ

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大島寒萓(オオシマカンスゲ)



大島寒萓(オオシマカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草である。
伊豆諸島と熱海市の初島に分布し、林の中や草地に生える。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は1月から4月である。
雌雄同株である。
頂小穂には雄花、側小穂には雌花がつく。
いずれも長さは3センチくらいで、赤褐色をしている。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
かつては筵や草鞋の材料としたり、飼料として利用したという。
花言葉は「物静か」である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の oshimensis は「(伊豆)大島の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
葉に斑が入るものを斑入り大島寒萓(フイリオオシマカンスゲ:Carex oshimensis f. variegata)として区別するものもあるが、撮影地では特に区別していなかった。
学名:Carex oshimensis

★さりげなくされど緑の恵みもち
 花も咲かせる大島寒萓




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