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新・花の仲間調べ

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深山寒萱(ミヤマカンスゲ)



深山寒萱(ミヤマカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草である。
スゲ属は世界に2000種くらいが分布する。
本種は北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
変異も多くて日本固有種という言い方はあまりしないようだが、分布域は日本の領土に限られる。
漢字では「深山寒菅」とも書く。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は幅が5~7ミリくらいの線形で柔らかく、縁はわずかにざらつく。
開花時期は3~5月くらいである。
小穂を直立させて上部に雄花をたくさんつける。
雌花は下方に小穂をつける。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。
写真は3月に国立科学博物館附属目黒自然教育園で撮った。
学名:Carex multifolia

★ふさふさと茂る葉っぱの間から
 立てた小穂はちょいと小粋




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