新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
乙女桔梗(オトメギキョウ)
乙女桔梗(オトメギキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
原産地はクロアチアのダルメシア地方である。
英名はダルメシアン・ベルフラワー(Dalmatian bellflower)である。
そのせいもあってベルフラワーの名でも流通している。
しかし、英名のベルフラワー(bellflower)は風鈴草(フウリンソウ:Campanula medium)のことなので紛らわしい。
学名のカンパヌラ・ポルテンシュラギアナで表示するものもある。
属名の読み方は「カンパニュラ」とするものもある。
草丈は10~15センチくらいである。
葉は心形で長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~7月である。
花径2センチくらいの濃い青紫色をして鐘形の花を密生させる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の portenschlagiana はオーストリアの植物学者「ポテンシュログ(F. von Portenschlag-Ledermayer)さん」の名からきている。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Campanula portenschlagiana
★ぐんぐんと縄張り広げ競い咲く
乙女桔梗の花愛らしく
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