新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
飛燕草(ヒエンソウ)
- 2016/06/02 (Thu)
- キンポウゲ科 |
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飛燕草(ヒエンソウ)はキンポウゲ科オオヒエンソウ属(デルフィニウム属)の一年草である。
デルフィニウム属は北半球の温帯などに300種くらいが分布する。
同属のデルフィニウム・グランディフロルム(Delphinium grandiflorum)に大飛燕草(オオヒエンソウ)の和名があり、属名の和名はオオヒエンソウ属という。
なお、本種などをコンソリダ属(ヒエンソウ属)としてデルフィニウム属から分離する見解もある(Catalogue of Lifeなど)が、これについてYListではまだシノニムの扱いをしている。
本種の原産地は南ヨーロッパである。
英名はラークスパー(larkspur)ないしロケットラークスパー(rocket larkspur)という。
文献によっては別名を千鳥草(チドリソウ)とするものもある。
日本へは明治時代の初めに渡来したが、気候が合わずになかなか定着しなかった。
普及し始めたのは戦後のことである。
草丈は60センチから90センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は手のひら状に細かく切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3~4センチくらいの大きな青紫色をした花をつける。
花の後ろに飛び出た距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が目立つ。
園芸品種には青色、藤色、紅色、白などのものがあり、八重咲きのものもある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
アルカロイドの1種であるデルフィニンを有し、有毒である。
花言葉は「慈悲」である。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。蕾の形から名づけられた。
種小名の ajacis はギリシャ神話に登場する英雄「アイアス(Ajax)の」という意味である。
写真は5月に京都府立植物園で撮った。
園芸品種のブルースイングである。
学名:Delphinium ajacis(syn. Consolida ajacis, Consolida ambigua)
★様々に解釈されるラークスパー
定説はどれと目を皿にして
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