新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
猫の乳(ネコノチチ)
- 2014/06/24 (Tue)
- クロウメモドキ科 |
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猫の乳(ネコノチチ)はクロウメモドキ科ネコノチチ属の落葉小高木である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
庭木としても植えられる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
和名の由来は、実の形を猫の乳にたとえたものである。
樹高は5~8メートルくらいである。
樹皮は暗い褐色で縦に波状の縞模様がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾のように尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色でやや艶があり、裏面は淡い緑色である。
開花時期は5~6月である。
葉の脇に小さな黄緑色の花をいくつかつける。
花は一度には開かず、蕾や開いたものが混じる。
花の後にできる実は長い楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、夏から秋にかけて緑色から黄色、紅色と変化し、10月ころに黒紫色に熟する。
材は、床柱や器具材として使われる。
属名の Rhamnella は属名の「Rhamnus(クロウメモドキ属)」の縮小形である。
種小名の franguloides は「イソノキ属(Frangula)に似た」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhamnella franguloides
★目立たない花と言わずに待っていて
面白い実を楽しみにして
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