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新・花の仲間調べ

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カエノリヌム・オリガニフォリウム



カエノリヌム・オリガニフォリウムはゴマノハグサ科ヒナウンラン属(カエノリヌム属)の多年草である。
カエノリヌム属は地中海沿岸地方からトルコにかけて20種くらいが分布する。
同属のカエノリヌム・ミヌス(Chaenorhinum minus)の和名を雛雲蘭(ヒナウンラン)というので、属名の和名をヒナウンラン属という。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
本種の原産地はヨーロッパの南西部で、石灰岩地帯に生える。
日本ではグランドカバーなどに利用される。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は小さい卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの淡い紫色をした唇形の花を次々とつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開いた)+rhinum(鼻)」からきている。
種小名の origanifolium は「ハナハッカ属(Origanum)のような葉の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
園芸品種のサマースカイズ(Summer Skies)である。
学名:Chaenorhinum origanifolium

★めずらしい花の名前に目を細め
 じっと見入ればそよ風渡り



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