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新・花の仲間調べ

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匂い半夏(ニオイハンゲ)



匂い半夏(ニオイハンゲ)はサトイモ科ハンゲ属の多年草である。
ハンゲ属は東アジアに9種分布する。
日本には烏柄杓(カラスビシャク)と大半夏(オオハンゲ)が分布する。
半夏(はんげ)の名は生薬名からきている。
本種の原産地は中国の南部である。
湿り気のある岩場を好んで生える。
日本へは戦後に園芸植物として渡来した。
一部で逸出して野生化しているものもある。
草丈は5~20センチくらいである。
葉には長い柄があって根元から立ち上がり、3枚の小葉が1組の葉を2~3枚つける。
小葉の形は長い楕円形で、先は尖っている。
葉には半夏生(ハンゲショウ)のような白い斑が入り、花にはバナナのような甘い香りがある。
葉の上にムカゴをつくって増える。
開花時期は6~7月である。
茎先に筒状で上部が開いた緑色の苞(仏炎苞)をつける。
仏炎苞に包まれるようにして棒状の肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Pinellia はイタリアの人文主義者で植物学者でもある「ピネリ(Gian Vincenzo Pinelli, 1535-1601)さん」の名からきている。
種小名の cordata は「心臓形の」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Pinellia cordata

★滑稽な姿だけれどどことなく
 魅力たっぷり匂い半夏は




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