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仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「サボテン科」の記事一覧

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マミラリア・スキエデアナ



マミラリア・スキエデアナはサボテン科マミラリア属の多年草である。
マミラリア属はサボテン科の中でも大きな属で、171の種と変種が知られている。
アメリカ合衆国からコロンビアなどにかけて分布する多肉植物で、疣サボテンの仲間である。
本種の原産地はメキシコのイダルゴ州やケレタロ州で、標高1300~5000メートルの高地に生える。
流通名を明星(ミョウジョウ)という。
草丈は5センチくらいである。
やや黄色味を帯びた柔らかい細い棘で覆われている。
開花時期は秋から冬である。
花の色は白ないし淡い黄色で、頭頂部に花を咲かせるがあまり目立たない。
属名の Mammillaria はラテン語の「mammilla(乳首)」からきている。
種小名の schiedeana はドイツ人の医師で植物学者の「シーデ(Christian Julius Wilhelm Schiede, 1798-1836)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Mammillaria schiedeana

★繊細な姿に思わず目を細め
 よくよく見れば花も咲いてる




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セレニケレウス・メガランツス



セレニケレウス・メガランツスはサボテン科セレニケレウス属の多年草である。
蔓性の柱サボテンである。
近縁種には夜の女王(ヨルノジョウオウ)などがある。
本種はヒモサボテン属(ヒロケレウス属:Hylocereus)に分類されることもある。
原産地はペルーやボリビアである。
果実はドラゴンフルーツとして日本に紹介されているものの1つである。
ドラゴンフルーツは自生地ではピタヤと呼ばれ、英名はイエローピタヤ(yellow pitaya)という。
茎は三角柱状である。
茎の節から気根(空気中に伸びる根)が出て、岸壁や樹木をよじ登る。
草丈は3メートルくらいになる。
温度さえあれば周年開花をする。
白い花を夜開き、一晩で閉じる。
果実は手のひらくらいの楕円形である。
果皮は黄色く果肉は白い。
属名の Selenicereus はギリシャ神話の「Selene(セレネ:月の女神)」とラテン語の「cereus(ろうそく)」からきている。
種小名の megalanthus は「大きな花の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Selenicereus megalanthus

★味わいもまたよいけれど美しい
 花の姿は勝るものなし




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アリオカルプス・レツスス



アリオカルプス・レツススはサボテン科アリオカルプス属の多年草である。
アメリカのテキサス州からメキシコにかけて分布する。
牡丹サボテンといわれるものの1つである。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。
また、ワシントン条約附属書ではI類(商業目的の国際取引の全面禁止)として保護されている。
園芸名を岩牡丹(イワボタン)という。
草丈は3~12センチくらいである。
直径は10~25センチくらいである。
地中に大きな塊根があり、地面より上は半球状に盛り上がる。
葉は多肉質の三角形で、灰色ないし青緑色をしていて重なる。
葉の間には繊維状のものがある。
開花時期は10月くらいである。
花径4センチくらいの白ないしピンクの花を頂部につける。
属名の Ariocarpus はギリシャ語の「aria(Sorbus aria:ホワイトビーム)+karpos(果実)」からきている。
種小名の retusus は「(花弁の先が)ややくぼみのある形の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Ariocarpus retusus

★大きくて迫力のある白い花
 頭につければ妃のごとく




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葉団扇(ハウチワ)

葉団扇(ハウチワ)

葉団扇(ハウチワ)はサボテン科ブラジリオプンチア属の多肉植物である。
ブラジル、ペルー、ボリビアなどに分布する。
樹木状で、高さは20メートルに達する。
葉の形をした茎は平たく、長さ15センチくらいの団扇形となる。
棘は他のサボテンに比べて少ない。
開花時期は春である。
黄色い花を咲かせる。
属名の Brasiliopuntia は「brasili(ブラジルの)+opuntia(オプンティア属)」からきている。
種小名の brasiliensis は「ブラジルの」という意味である。
写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Brasiliopuntia brasiliensis


★そんなにも大きなサボテンあるんだね
 自然の中で眺めてみたい


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杢麒麟(モクキリン)

杢麒麟(モクキリン)

杢麒麟(モクキリン)はサボテン科モクキリン属(ペレスキア属)の蔓性落葉低木である。
学名のペレスキア・アクレアタで表示するものもある。
原産地は中南アメリカである。
コノハサボテンという初期のサボテンの仲間である。
他の樹木に巻きついて伸びる。
丈は10メートルに達するものもある。
葉は楕円形で、革質である。
開花時期は冬から春である。
花径4、5センチの白い花を数日だけつける。
果実は生食でき、葉は野菜とされる。
属名の Pereskia はフランス人の植物学者「ペーレスク(Nicolas-Claude Fabri de Peiresc)さん」の名からきている。
種小名の aculeata は「棘のある」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Pereskia aculeata


★その姿原始的だが杢麒麟
 咲かせる花は白く清楚で


杢麒麟(モクキリン)

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