新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
叡山菫(エイザンスミレ)
- 2012/03/30 (Fri)
- スミレ科 |
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叡山菫(エイザンスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、低山の道端や林の中などに生える。
別名を蝦夷菫(エゾスミレ)という。
草丈は5~15センチくらいである。
地上茎はなく、根茎も短い。
葉は3つに深く裂け、その裂片がさらに細かく裂けている。
開花時期は4~5月である。
花の色には変化が多い。
普通は淡い紅色だが、白に近いものもある。
唇弁には紫色の筋が入り、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)の先はやや膨らむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、比叡山で発見されたことからきている。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Viola eizanensis
★裂けた葉で菫のイメージ変えて咲く
叡山菫に不思議感じつ
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