新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
大宮菫(オオミヤスミレ)
- 2012/04/02 (Mon)
- スミレ科 |
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大宮菫(オオミヤスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と野路菫(ノジスミレ)の自然交配種である。
菫(スミレ)は日本各地に分布する。
野路菫(ノジスミレ)は本州の秋田県から九州の屋久島にかけて分布する。
いずれも、人家の近くや道端に普通に生える。
大宮菫(オオミヤスミレ)は両者の中間的特長を示す。
草丈は5~15センチくらいである。
いずれも無茎種である。
野路菫(ノジスミレ)は菫(スミレ)に比べると葉のつけ根の部分の幅が広く、葉の柄にある翼がはっきりしない。
また、菫(スミレ)の葉は立つが、野路菫(ノジスミレ)は横に開く。
さらに、葉の裏側が紫色を帯びることが多い。
開花時期は3~4月である。
花の色は淡い紫色から紅紫色まであるが、青紫色のものが多い。
全部の花びらに濃い筋が入る。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica x Viola yedoensis
★姿からその特質はわからぬが
しらべてみたい大宮菫
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