新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
江戸菫(エドスミレ)
- 2012/04/01 (Sun)
- スミレ科 |
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江戸菫(エドスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と叡山菫(エイザンスミレ)との自然交配によって生まれた。
菫(スミレ)も叡山菫(エイザンスミレ)も国内では北海道から九州にかけて分布する。
いずれも無茎種で、草丈は5センチから15センチくらいである。
特徴は、叡山菫(エイザンスミレ)の形状を受け継いで葉の形が「菊葉」となることである。
葉は深く3つに裂け、その裂片がさらに細かく裂けている。
開花時期は4月から5月である。
花の色は紫である。
唇弁の真ん中は白く、紫色の筋が入る。
江戸時代から観賞用として栽培されていたという。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
3枚目は紅花江戸菫(ベニバナエドスミレ)と表示されていた。
学名:Viola eizanensis x Viola mandshurica
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