新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
照葉匂い立坪菫(テリハニオイタチツボスミレ)
- 2012/03/10 (Sat)
- スミレ科 |
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照葉匂い立坪菫(テリハニオイタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地のやや乾燥した林の中に生える。
分類上は、匂い立坪菫(ニオイタチツボスミレ)の品種の1つとされている。
草丈は5~15センチくらいである。
有茎種である。
葉は卵形で、毛は生えず艶がある。
開花時期は4~5月である。
花の色は紫色で、真ん中は白い。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は太目の筒形である。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオー(Io)に由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の obtusa は「円味を帯びた」という意味である。
品種名の nuda は「裸の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
学名:Viola obtusa f. nuda
★たくさんの花柄を出して姿よく
咲かせてみせるこのひと時に
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