新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「スミレ科」の記事一覧
- 2024.11.27
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- 2012.03.24
大葉立坪菫(オオバタチツボスミレ)
- 2012.03.23
白野路菫(シロノジスミレ)
- 2012.03.22
ビオラ・ルペストリス・ロセア
- 2012.03.12
平林寺菫(ヘイリンジスミレ)
- 2012.03.11
匂い立坪菫(ニオイタチツボスミレ)
大葉立坪菫(オオバタチツボスミレ)
- 2012/03/24 (Sat)
- スミレ科 |
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大葉立坪菫(オオバタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の林の中や湿原に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ、アラスカなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
有茎種である。
葉はハート形で、長さが7センチくらいある。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
花径は2センチから3センチで、花の色は淡い紫色や紅紫色である。
すべての花弁に濃い紫色の筋が入る。
側弁のつけ根の部分には白い毛がたくさん生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の kamtschadalorum は「カムチャダール(カムチャツカ)の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola kamtschadalorum
★名前から思い描くと少しだけ
姿異なる高山の花
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白野路菫(シロノジスミレ)
- 2012/03/23 (Fri)
- スミレ科 |
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白野路菫(シロノジスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、人里近い道端などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
分類上は、野路菫(ノジスミレ)の品種の1つとされている。
野路菫(ノジスミレ)は花の色が紫色だが、本種の場合は白い。
草丈は10~15センチくらいである。
無茎種である。
葉は細長いへら形ないし披針形である。
開花時期は3~5月である。
花の色は白く、花弁に毛は生えていない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
品種名の albescens は「白っぽい」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
学名:Viola yedoensis f. albescens
★仲間とは少し姿を変えて咲く
真白き花の心根いかに
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ビオラ・ルペストリス・ロセア
- 2012/03/22 (Thu)
- スミレ科 |
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ビオラ・ルペストリスはスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地はヨーロッパ、中央アジア、シベリアなどである。
明るい林の中や林の縁などに生える。
原種の花の色は紫色である。
ロセア(Rosea)はその園芸品種である。
本種の花の色はローズピンクである。
草丈は15~25センチくらいである。
有茎種である。
葉の形は卵形である。
葉の先は尖り、つけ根の部分は心形である。
開花時期は4~5月である。
花の色はローズピンクで、真ん中は白い。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は筒状で白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の rupestris は「岩上に生える」という意味である。
品種名の Rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Viola rupestris 'Rosea'
★菫にも薔薇色の花あるんだね
小さいけれど誇りに満ちて
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平林寺菫(ヘイリンジスミレ)
- 2012/03/12 (Mon)
- スミレ科 |
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平林寺菫(ヘイリンジスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
和名の由来は、さいたま市岩槻区の平林寺で発見されたことからきている。
菫(スミレ:Viola mandshurica)と姫菫(ヒメスミレ:Viola confusa subsp. nagasakiensis)の自然交雑種である。
菫(スミレ)は日本各地に分布し、姫菫(ヒメスミレ)は本州から九州にかけて分布する。
本種は両種の生える場所で稀に見かけられる。
開花時期は3~6月くらいである。
花の特徴は2つの種の中間形である。
花の色は濃い紫色で、5枚の花びらのうち横に2枚生える側弁のつけ根には毛がある。
葉は長い三角形のような形をした披針形で、姫菫(ヒメスミレ)に近い。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の hiyamae は人名由来だがそこまでしかわからない。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola x hiyamae
★この菫どこに違いがあるのかな
花びら見詰め葉っぱを見詰め
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匂い立坪菫(ニオイタチツボスミレ)
- 2012/03/11 (Sun)
- スミレ科 |
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匂い立坪菫(ニオイタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、日当たりのよい山地や丘陵の草原に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部にも分布する。
草丈は10~30センチくらいである。
花の咲くころは3~10センチくらいである。
有茎種である。
葉は心形で、長さが1~3センチくらいある。
開花時期は4~5月である。
花径は15~20ミリくらいである。
花の色は紅紫色で、真ん中は白い。
花弁には丸みがある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は太目でぼってりしている。
花の柄には毛が生える。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオー(Io)に由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の obtusa は「円味を帯びた」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola obtusa
★香りよく丸みを帯びた花びらを
咲かせてみせるこのひと時に
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