新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「スミレ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2012.03.30
叡山菫(エイザンスミレ)
- 2012.03.29
奄美菫(アマミスミレ)
- 2012.03.27
厚葉菫(アツバスミレ)
- 2012.03.26
阿蘇日陰菫(アソヒカゲスミレ)
- 2012.03.25
粟ヶ岳菫(アワガタケスミレ)
叡山菫(エイザンスミレ)
- 2012/03/30 (Fri)
- スミレ科 |
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叡山菫(エイザンスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、低山の道端や林の中などに生える。
別名を蝦夷菫(エゾスミレ)という。
草丈は5~15センチくらいである。
地上茎はなく、根茎も短い。
葉は3つに深く裂け、その裂片がさらに細かく裂けている。
開花時期は4~5月である。
花の色には変化が多い。
普通は淡い紅色だが、白に近いものもある。
唇弁には紫色の筋が入り、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)の先はやや膨らむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、比叡山で発見されたことからきている。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Viola eizanensis
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叡山菫に不思議感じつ
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奄美菫(アマミスミレ)
- 2012/03/29 (Thu)
- スミレ科 |
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奄美菫(アマミスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
奄美大島の固有種で、限られた河川の渓流沿いの湿った岩場に生える。
自生地が限られているうえ、ダム建設でその大半が消失するなどして、現在はごくわずかの固体が残されているだけである。
環境省のレッドブック(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は3~5センチくらいである。
日本のスミレ属ではもっとも小形である。
地上茎はない。
葉は長さ、幅ともに1センチくらいの卵形で小さい。
葉の表面は緑色で葉脈が目立ち、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は4~5月である。
花径は1センチくらいあり、バランスとしては大きい。
花冠は白く、小さな唇弁には紅紫色の筋が入る。
側花弁には毛はない。
萼片に毛がある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は1ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の amamiana は「奄美大島の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola amamiana
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厚葉菫(アツバスミレ)
- 2012/03/27 (Tue)
- スミレ科 |
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厚葉菫(アツバスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ:Viola mandshurica)の海岸型変種である。
本州の房総半島から九州にかけての太平洋側と小笠原諸島に分布する。
特徴は葉が分厚いことである。
草丈は5~20センチくらいである。
葉にはぎざぎざ(鋸歯)はなく、艶があって分厚く、毛は生えていない。
葉の形は幅の広い楕円形のものやへら形のものなど変異が多い。
開花時期は3~4月である。
花は中輪で、淡い紅紫色に紫色の筋が入るものが多いが、これも変異が多い。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の triangularis は「三角形の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
紅花厚葉菫(ベニバナアツバスミレ)として出品されていたものである。
紅色が濃いタイプのものだが、学名が異なるわけではない。
学名:Viola mandshurica var. triangularis
★菫にも海辺に育つものがある
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阿蘇日陰菫(アソヒカゲスミレ)
- 2012/03/26 (Mon)
- スミレ科 |
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阿蘇日陰菫(アソヒカゲスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の中国地方の岡山県・広島県と九州の熊本県に稀に分布し、山地の林の中に生える。
分類上は、日陰菫(ヒカゲスミレ)の変種とされている。
特徴は、基本種の葉の形が卵形なのに対し、瓢箪形をしていることである。
草丈は10~15センチくらいである。
地上茎はなく、根元から葉と花柄を出す。
葉の両面には毛が生えており、花柄にも毛が多い。
開花時期は4~5月である。
花径2センチくらいの白花で、唇弁と側弁に紫色の筋がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
変種名の asoana は「阿蘇の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola yezoensis var. asoana
★限られた土地にひっそり咲くという
小さな花は個性に満ちて
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粟ヶ岳菫(アワガタケスミレ)
- 2012/03/25 (Sun)
- スミレ科 |
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粟ヶ岳菫(アワガタケスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
新潟県三条市・加茂市にある粟ヶ岳や福島県、山形県に分布する。
岩場に生える有茎種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチくらいである。
葉は長さ3センチくらいの三角状の楕円形である。
長嘴菫(ナガハシスミレ)に似るが葉に艶があり、つけ根の部分が切形になるところが異なる。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紫色である。
唇弁には濃い紫色の斑点が入る。
距は白く、非常に細長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の awagatakensis は「粟ヶ岳の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola awagatakensis
★限られた土地に花咲く菫あり
ここが棲家と心定めて
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