新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「スミレ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2012.05.12
麓菫(フモトスミレ)
- 2012.05.11
苗場黄菫(ナエバキスミレ)
- 2012.05.10
ビオラ・アエトリカ
- 2012.05.07
京城菫(ケイジョウスミレ)
- 2012.05.06
パルマ菫(パルマスミレ)
麓菫(フモトスミレ)
- 2012/05/12 (Sat)
- スミレ科 |
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麓菫(フモトスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、低地から亜高山にかけての林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は5~10センチくらいである。
無茎種である。
根際から生える葉は卵形や円心形である。
葉の表面は暗い緑色で艶はなく、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は4~5月くらいである。
茎先に花径1センチに満たない白い花をつける。
唇弁には紫色の筋が入る。
側花弁のつけ根の部分には短い毛が密生する。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola sieboldii
★小さくてルーペがないとわからない
写真で見ようどんな花かを
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苗場黄菫(ナエバキスミレ)
- 2012/05/11 (Fri)
- スミレ科 |
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苗場黄菫(ナエバキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の東北地方南部から上越地方にかけて分布し、山地や亜高山の砂礫地や林の縁に生える。
分類上は、大葉黄菫(オオバキスミレ)の変種とされている。
有茎種である。
基本種よりも小形で葉も小さく、葉は花茎から離れて出る。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎は紅紫色を帯びる。
葉は心形で厚く、艶がある。
葉脈がへこむ。
開花時期は6月である。
花の色は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は、基準標本産地の苗場山(上越国境)に因む。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の brevistipulata は「短い托葉のある」という意味である。
変種名の kishidai は採集者「岸田松若さんの」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Viola brevistipulata var. kishidai
★息切らせ登った山に見つけたら
ちょっと嬉しい苗場黄菫
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ビオラ・アエトリカ
- 2012/05/10 (Thu)
- スミレ科 |
- CM(0) |
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ビオラ・アエトリカはスミレ科スミレ属の多年草である。
ギリシャ、アルバニアなどのバルカン半島に分布する。
有茎種である。
草丈は1センチから8センチくらいである。
葉は卵形である。
粗い托葉が目立つ。
開花時期は3月から5月である。
花の色は黄色い。
花弁は5枚で、2枚が大きい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の aetolica は「(ギリシャの)アエトリアの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola aetolica
★故郷はギリシャなのかと改めて
花の写真に視線を投げて
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京城菫(ケイジョウスミレ)
- 2012/05/07 (Mon)
- スミレ科 |
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京城菫(ケイジョウスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
朝鮮半島と中国の華北部、東北部に分布する。
分類上は、同じ地域に分布する先駆け菫(サキガケスミレ)の変種とされている。
早咲きの無茎種である。
草丈は10センチくらいである。
葉は長い卵形である。
葉の色は両面ともに明るい緑色である。
開花時期は3月から4月である。
花の色は淡い紫色である。
唇弁に紫色の筋が入る。
距は太くて長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の prionantha は「一番に咲く花」という意味である。
変種名の sylvatica は「森林に生える」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola prionantha var. sylvatica
★戦前に日本に渡っていたようで
流通してる京城菫
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パルマ菫(パルマスミレ)
- 2012/05/06 (Sun)
- スミレ科 |
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パルマ菫(パルマスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地は西アジア説や北アフリカ説があるが、はっきりしない。
16世紀にはイタリアで香水の原料として栽培されるようになった。
日本では八重咲き匂い菫(ヤエザキニオイスミレ)として市販されているが、匂い菫(ニオイスミレ:Viola odorata)とは別種である。
いくつかの園芸品種が知られる。
葉は卵形ないしハート形である。
開花時期は3月から5月である。
花の色は淡い紫色のものと白いものがあり、八重咲きである。
種子はできない。
英名はパルマ・バイオレット(parma violet)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の suavis は「素敵な」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viora suavis 'Parma Violet'
★謎多きパルマ菫は八重の花
どんな秘密が隠れているやら
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