新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
大葉血止め(オオバチドメ)
- 2012/07/23 (Mon)
- セリ科 |
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大葉血止め(オオバチドメ)はセリ科チドメグサ属の多年草である。
分類体系によってはウコギ科とされる。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の湿った林の中に生える。
海外では、中国、東南アジア、インド、オーストラリアなどに分布する。
草丈は5~10センチくらいである。
茎は地面を這い、節から花茎を斜めに立ち上げる。
葉は円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は手のひら状に浅く切れ込む。
葉の表面には毛が生える。
開花時期は7~10月くらいである。
葉の脇から球状をした複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、緑白色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
花の後にできる実は扁球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
「血止め」の名の由来は、葉をもんで傷口に貼りつけると止血効果があることからきている。
属名の Hydrocotyle はギリシャ語の「hydro(水)+cotyle(コップ)」からきている。この属の1種の葉の形と水辺に生えることから名づけられた。
種小名の javanica は「ジャワ島の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Hydrocotyle javanica
★小さくて見落としそうな草だけど
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