新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
月の都(ツキノミヤコ)
- 2016/04/17 (Sun)
- ツバキ科 |
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藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
月の都(ツキノミヤコ)もそうした園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
江戸時代からある古い品種である。
1859年に糀屋亀五郎が編んだ「椿伊呂波名寄色附(つばきいろはなよせいろつけ)」に256種のうちの1つとして掲載されている。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
春咲きで、開花時期は2月から4月くらいである。
花径8センチくらいの白い八重咲きの中輪である。
雄しべは乱れた筒しべである。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia rusticana 'Tsukinomiyako'
★特徴は乏しいけれど八重に咲く
真っ白な花どこか安らぎ
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