新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
千島姫砥草(チシマヒメドクサ)
- 2012/10/31 (Wed)
- トクサ科 |
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千島姫砥草(チシマヒメドクサ)はトクサ科トクサ属の常緑多年草である。
漢字では「千島姫木賊」とも書く。
北方領土を含む北海道に分布し、山地の湿原などに稀に生えるシダ植物である。
海外では、北半球の温帯の北部に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
地下茎は短い。
茎は束になって生える(束生)。
茎の太さは1~2ミリである。
茎に入る縞模様が目立つ。
園芸植物としても愛好されている。
姫砥草(ヒメドクサ)として流通しているものは本種が多いという。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の variegatum は「斑入りの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Equisetum variegatum
★北の地で風避けるよに背を伸ばす
姿可憐な千島姫砥草
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