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新・花の仲間調べ

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姫砥草(ヒメドクサ)



姫砥草(ヒメドクサ)はトクサ科トクサ属の常緑多年草である。
漢字では「姫木賊」とも書く。
北海道に分布し、山地の湿原や沼の近くなどに稀に生えるシダ植物である。
海外では、サハリン、シベリア、ヨーロッパ北部、北アメリカにも分布する。
環境省のレッドデータブックでは、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10~20センチくらいである。
地下茎は短い。
茎は束になって生える(束生)。
茎は3~6ミリくらいと細い。
黒ないし黒褐色の葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)がつく。
また、長さ2~3ミリの胞子嚢穂は茎先につく。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の scirpoides は「ホタルイ属(Scirpus)に似た」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Equisetum scirpoides


★涼やかに背伸びしてみる姫砥草
 小さき故に愛しみ深く




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