新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
高嶺ビランジ(タカネビランジ)
高嶺ビランジ(タカネビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
本州の中部地方に分布し、高山(南アルプスと白山)の岩場や砂礫地に生える。
分類上は、大ビランジ(オオビランジ)の高山型の変種とされている。
なお、「ビランジ」の名の由来は不明である。
牧野富太郎博士も由来不明としている。
草丈は5~20センチくらいである。
茎には下向きに曲がった毛が生える。
葉は長さ2~4センチの披針形で、向かい合って生える(対生)。
自生地での開花時期は7~8月である。
平地では5~6月に開花する。
茎先に淡い紅紫色の花を1輪から数輪咲かせる。
花径が3センチくらいの5弁花である。
花びらの先は浅く2つに裂ける。
萼筒や花の柄には腺毛が生える。
萼筒には10本の脈がある。
雄しべは10本で、雌しべの花柱の先は3つに裂ける。
花の色は白いものもある。
写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Silene keiskei var. akaisialpina
★そそり立つ南アの峰に咲くという
高嶺ビランジ花は大きく
花図鑑
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