新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
緑近畿豆桜(ミドリキンキマメザクラ)
緑近畿豆桜(ミドリキンキマメザクラ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
豆桜(マメザクラ)には地域変種が多い。
このうち北陸地方や近畿地方、中部地方に分布するものを近畿豆桜(キンキマメザクラ)という。
特徴は萼筒が長いことと葉の縁に鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)ことである。
本種はその型の1つで、1966年に富山県の医王山で発見された。
特徴は花の色が白く、萼筒、小花柄などが緑色であることである。
樹高は3~5メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花の色は白く、花径2センチくらいの小輪である。
一重咲きで、花弁は5枚である。
花弁の形は楕円形、萼筒の形は長い鐘形である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus incisa var. kinkiensis form. viridicalyx
★どこでどう姿を変えてしまったか
緑の萼と白い花びら
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