新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
陽光桜(ヨウコウザクラ)
陽光桜(ヨウコウザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
「里桜」の天城吉野(アマギヨシノ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配によって作出された。
作者は愛媛県の高岡正明さんである。
元教師だった高岡さんは、送り出した教え子たちが戦場に散ったことを悼む鎮魂の旅に出た沖縄で寒緋桜(カンヒザクラ)と出会い、この桜が生まれることにつながったという。
改良25年にして作出された陽光桜(ヨウコウザクラ)を、作者は「平和のシンボル」として各地に贈り続けた。
樹高は5~8メートルくらいである。
開花時期は3~4月で、「染井吉野」よりも少し早く咲く。
一重咲きで、寒緋桜(カンヒザクラ)の紅色が残されている。
別名を紅吉野(ベニヨシノ)とも言う。
花径は4~5センチくらいある大輪である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus cv. Youkou-zakura(=Prunus x yedoensis cv.Amagai-yoshino x P.campanulata)
★もう二度と戦うまいと誓いたる
思いのこもる陽光桜
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