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新・花の仲間調べ

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能郷苺(ノウゴウイチゴ)



能郷苺(ノウゴウイチゴ)はバラ科オランダイチゴ属の多年草である。
北海道と本州の日本海側に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は10~15センチくらいである。
茎は地を這って伸びる。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は倒卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~7月くらいである。
花径2センチくらいの白い花をつける。
花弁数は7~8枚である。
花の後にできる実はイチゴ状果(食べられる部分は花托の発達したもので、表面につく粒々がそれぞれ果実)で、7~8月に赤く熟して食べられる。
和名の由来は、発見地である岐阜県本巣市の能郷白山の名からきている。
属名の Fragaria はラテン語の「fargare(薫る)」からきている。果実がよい香りがすることから名づけられた。
種小名の iinumae は江戸時代の本草学者(博物学者)「飯沼慾斎(いいぬま・よくさい, 1783-1865)の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Fragaria iinumae


★葉っぱだけ見たことがあるその姿
 ついにとらえる北の大地で






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