新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
西洋実桜(セイヨウミザクラ)
- 2016/04/23 (Sat)
- バラ科 |
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西洋実桜(セイヨウミザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
通称を桜ん坊(サクランボ)といい、広く栽培されている。
原産地はヨーロッパで、西アジアからヨーロッパ、北アフリカにかけて分布する。
樹高は15メートルから20メートルくらいになる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざがある(鋸歯)。
葉の裏側の葉脈上には軟毛が生える。
日本へ渡来したのは1868年(明治元年)である。
気候的な適性から山形県をはじめとする東北地方や北海道の日本海側で栽培されるようになった。
山形県では桜ん坊(サクランボ)が「県の木」に指定され、佐藤錦(サトウニシキ)などの品種が生まれている。
樹高は15メートルから20メートルくらいになる。
葉は卵状の長い楕円形で、先は尖り、縁にはぎざぎざがある(鋸歯)。
葉の裏側の葉脈上には軟毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
桜(サクラ)に似た5弁の白い花が散状に集まって咲く。
萼は反り返っている。
花の後にできる実は直径2センチくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、6月から7月に熟する。
赤い実が多いが、黄みがかったものや紫黒色をしたものもある。
俳句では「さくらんぼ」や「桜桃の実」が夏の季語である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の avium は「鳥の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
園芸品種のナポレオンである。
ヨーロッパ各国で栽培されている品種で、完熟した果実は鮮やかな紅色となり非常に美味しい。
学名:Prunus avium(syn. Cerasus avium)
★真っ白な花も可愛い桜ん坊
紅い実つくまで待ってていてね
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