新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
要黐(カナメモチ)
- 2015/11/21 (Sat)
- バラ科 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
要黐(カナメモチ)はバラ科カナメモチ属(フォティニア属)の常緑小高木である。
フォティニア属は北アメリカや東アジアなどに40種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をカナメモチ属という。
本種は、太平洋側は伊豆半島から西、日本海側は福井県から西の本州、四国、九州に分布し、山地の尾根筋などに生える。
また、生垣や庭園木として植えられる。
海外では、中国にも分布する。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
葉は長い楕円形で柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は革質で艶がある。
芽吹いた葉は紅色を帯びている。
ここから赤芽黐(アカメモチ)の別名がある。
落葉前にはまた紅葉する。
開花時期は5月から6月である。
白い小さな花を円錐状にたくさんつける。
花の姿を蕎麦(ソバ)に見立てて蕎麦の木(ソバノキ)の別名もある。
材は堅く、扇の要をつくるのに用いたという。
これが要黐(カナメモチ)の名の由来である。
花の後にできる実はほぼ球形のナシ状果で、秋から冬にかけて赤く熟する。
花言葉は「賑やか」である。
園芸品種のレッドロビン(Red Robin)は本種と大要黐(オオカナメモチ)との交配種で、紅要黐(ベニカナメモチ)とも呼ばれる。
属名の Photinia はギリシャ語の「photeinos(耀く)」からきている。艶のある葉の様子から名づけられた。
種小名の glabra は「無毛の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Photinia glabra
★生垣を染めるがごとく要黐
春と秋とに色づき燃えて
植物図鑑
花図鑑
|味の麺匠戸田久|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
PR
カレンダー
カウンター
楽 天
お買い物
カテゴリー
最新CM
最新記事
(11/04)
(11/03)
(06/27)
(01/29)
(01/28)
(01/26)
(01/24)
(10/21)
(10/20)
(10/18)
最新TB
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(07/11)
(07/12)
(07/13)
(07/14)
(07/15)
(07/16)
(07/17)
(07/18)
(07/20)
(07/20)
この記事へのコメント