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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「バラ科」の記事一覧

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小春日(コハルビ)



小春日(コハルビ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
群馬県の鬼石町で作出され、平成8年に品種登録をされた。
冬桜(フユザクラ)の実生から選抜して育成されたものである。
作出者は新井民志さんである。
樹高は4~8メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で皮目(気孔にかわって呼吸を行う組織)が多い。
よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉のつけ根の部分は鈍形で、先は尾状に鋭く尖る。
葉の表面は濃い緑色、裏面は緑色である。
葉の質は薄く、両面とも毛は少ない。
開花時期は10月下旬~12月中旬である。
冬は花が枯れ、3月下旬になると残った蕾が開く。
蕾の色は鮮やかな紅紫色である。
花の色は淡い紅紫色で、中輪の一重咲きである。
花びらは5枚で、花びらの形は楕円形で切れ込みは少ない。
花の開き方は半開形となる。
冬桜(フユザクラ)と比べると葉のつけ根の部分の形、蕾や花の色が異なる。
十月桜(ジュウガツザクラ)と比べると、花の色や花弁の数が異なる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の parvifolia は「小さな葉の」という意味である。
写真は4月に多摩森林科学園で撮った。
学名:Prunus x parvifolia 'Koharubi'


★小春日の名もふさわしき冬桜
 色鮮やかな花びら震え




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黄実の山査子(キミノサンザシ)



黄実の山査子(キミノサンザシ)はバラ科サンザシ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代の中期に薬用として渡来した。
別名を黄実山査子(キミサンザシ)ともいう。
樹高は1~3メートルくらいである。
よく枝分かれをし、枝には棘がある。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の上部は3つから5つに浅く裂ける。
葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い5弁花をつける。
実は扁球形のナシ状果で、9~10月に黄色く熟する。
生薬名を山査子(さんざし)といい、健胃・整腸剤として利用される。
属名の Crataegus はギリシャ語の「kratos(力)+agein(持つ)」からきている。材が堅いことから名づけられた。
種小名の cuneata は「くさび形の」という意味である。
品種名の lutea は「黄色の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Crataegus cuneata f. lutea


★黄色い実見つけてオッと声上げる
 蚊の襲撃に堪えて来たから





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スピラエア・アルバ



スピラエア・アルバはバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
原産地は北アメリカである。
カナダからアメリカ合衆国にかけて東海岸に分布する。
一般名はナロウリーフ・メドウスイート(narrowleaf meadowsweet)という。
メドウスイートはシモツケの仲間のことである。
樹高は1~2メートルである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
枝先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密につける。
花びらは5枚で、雄しべが長く突き出る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea alba


★学名はシンプルだけど日本では
 あまり出合えぬ花のようだよ




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木瓜(ボケ)



木瓜(ボケ)はバラ科ボケ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは平安時代には渡来していたと言われ、花木として植栽されてきた。
多くの園芸品種がある。
和名の由来ははっきりしない。
実が瓜のような形をしているところから木瓜の名がついたなどの説がある。
樹高は1~2メートルである。
よく枝分かれをし、小枝は棘状となる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3~4月である。
葉の展開に先立って花をつける。
花径3センチくらいの5弁花で、基本色は紅色である。
園芸品種には、白やピンクなどのものがある。
花の後にできる実は長さが5~7センチくらいある楕円形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、10月ころに黄色く熟する。
俳句では、「木瓜の花」が春の季語である。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開ける)+melon(リンゴ)」からきている。裂けたリンゴの意味で、熟した実に裂け目ができることから名づけられた。
種小名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
実の写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Chaenomeles speciosa


★緋の色に染まる思いを風に乗せ
 君に届けと花びら揺らし
☆胸の奥燃ゆる想いは木瓜の花
 きっと見つけて緋の色と咲き






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筑紫紅(ツクシコウ)

筑紫紅(ツクシコウ)

梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
筑紫紅(ツクシコウ)はその栽培品種の1つである。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
枝は垂直に垂れ下がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
野梅系・野梅性の淡い紅色をした八重咲きの中輪(花径20から25ミリ)である。
蕾の色も開花後の色も変化はない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus mume 'Tsukushikou'


★野梅とは思えぬような端正さ
 筑紫紅咲く可憐な姿


筑紫紅(ツクシコウ)

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