新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「バラ科」の記事一覧
- 2024.11.27
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- 2010.05.16
伊吹下野(イブキシモツケ)
- 2010.05.15
島車輪梅(シマシャリンバイ)
- 2010.05.14
姫車輪梅(ヒメシャリンバイ)
- 2010.05.13
車輪梅(シャリンバイ)
- 2010.05.12
小米空木(コゴメウツギ)
伊吹下野(イブキシモツケ)
伊吹下野(イブキシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の岩場、蛇紋岩地、石灰岩地などに生える。
和名の由来は、伊吹山で最初に発見されたことからきている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は硬く、裏面の葉脈上には毛が密に生える。
開花時期は4月から6月くらいである。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花序径は3センチくらいである。
花弁は5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Spiraea dasyantha
★ぽんぽんと小さな毬を思わせる
花が可愛い伊吹下野
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島車輪梅(シマシャリンバイ)
島車輪梅(シマシャリンバイ)はバラ科シャリンバイ属の常緑小高木である。
小笠原諸島の固有種である。
方言名はアレキサンドルである。
これは材が固いことからax handle(斧の柄)と呼ばれたのが転訛したものである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は艶があり、裏面の網状の脈は褐色を帯びる。
開花時期は12月から3月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、「梅」に似た白い5弁花をつける。
花にはよい香りがある。
実は直径1センチくらいの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒紫色に熟する。
写真は2月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Rhaphiolepis wrightiana
★満開の花の姿をいつの日か
彼の地に見たい島車輪梅
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花図鑑
姫車輪梅(ヒメシャリンバイ)
姫車輪梅(ヒメシャリンバイ)はバラ科シャリンバイ属の常緑低木である。
車輪梅(シャリンバイ)は本州の東北地方南部から九州にかけて分布するが、その型の1つで暖地の海岸付近に生える。
特徴は葉が小さいことである。
これが「姫」のつく由来である。
鹿児島県の出水市では特産品に育てようと栽培に取り組んでいるという。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
ただし、枝先に一見して輪生しているようにつくので「車輪」のように見える。
葉の質は革質で、縁にはほとんどぎざぎざ(鋸歯)がない。
開花時期は4月から5月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紅色を帯びた小さな花をたくさんつける。
花径は15ミリくらいで花びらは5枚あり「梅」に似ている。
写真は3月に東京都薬用植物園の温室で撮った。
学名:Raphiolepis umbellata form. minor
★名の由来聞けば聞くほど面白く
しげしげと見る葉は硬そうで
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車輪梅(シャリンバイ)
車輪梅(シャリンバイ)はバラ科シャリンバイ属の常緑低木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸や海岸に近い山地に生える。
また、街路樹や生垣などに利用される。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
葉は卵形で、枝先に互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で艶があり、上部の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
枝先から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は10ミリから15ミリくらいで、花びらは5枚である。
雄しべは20本くらいある。
園芸品種には淡い紅色を帯びたものもある。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形で、秋に黒紫色に熟し白い粉を帯びる。
樹皮は奄美大島の特産品である大島紬の染料に使用されることでも有名である。
奄美大島では「テーチ木」と呼ばれ、このチップを煮込んで染液を作る。
また、沖縄の芭蕉布という織物の染料としても利用されている。
芭蕉布は、琉球藍の紺絣と車輪梅の赤茶絣を利用して縞模様を表現している。
和名の由来は、花が梅に似ていて、葉が枝先に車輪状に集まることからきている。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rhaphiolepis umbellata(=Rhaphiolepis indica subsp. umbellata)
★ほんわかと甘いムードに酔ったかな
でもいいでしょう咲いてみたって
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小米空木(コゴメウツギ)
小米空木(コゴメウツギ)はバラ科コゴメウツギ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の斜面などに普通に見られる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
灰白色をした枝をたくさん出し、こんもりと繁る。
若枝には軟毛が生える。
葉は三角状の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉は羽状に裂けるが、裂け方の深さには個体差がある。
葉の両面には毛が生えている。
開花時期は5月から6月である。
枝先や葉の脇から短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4、5ミリの小さな白い花をつける。
花弁は5枚で、形はへら形である。
萼片は5枚で、卵円形である。
雄しべは10本、雌しべは1本である。
花の名前は、空木に似た小さい花を小米(精米のときに砕けた米)に見立てたものである。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
黄葉の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Stephanandra incisa
★坂道に微笑むように顔を出す
小米空木は妖精の笑み
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