新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「バラ科」の記事一覧
- 2024.11.27
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- 2010.05.21
七竈(ナナカマド)
- 2010.05.20
豆梨(マメナシ)
- 2010.05.19
八重小手鞠(ヤエコデマリ)
- 2010.05.18
鎌柄(カマツカ)
- 2010.05.17
岩下野(イワシモツケ)
七竈(ナナカマド)
七竈(ナナカマド)はバラ科ナナカマド属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地などに生える。
特に北国を代表する樹木として親しまれている。
得に北海道では、街路、公園、庭などにたくさん植えられている。
旭川市など36の市町村で市町村の木に指定されているという。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
大きく育つと15メートルに達するものもある。
樹皮は暗い灰色で、浅く裂ける。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形で、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
枝先に白い小さな5弁花が群がって咲く。
秋には鮮やかに紅葉し、球形の赤い実が垂れ下がる。
名の由来は、七度かまどに入れても燃え残るほど燃えにくいというところからきている。
俳句の季語は秋である。
花の写真は4月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
実の写真は11月に十和田湖畔の休屋で撮った。
学名:Sorbus commixta
★真っ白に咲いて誘うや七竈
小さき命育むように
★乙女花紅い実をつけ七竃
固く契りて芯まで燃えて
今日の花ドットコム
花図鑑
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豆梨(マメナシ)
豆梨(マメナシ)はバラ科ナシ属の落葉高木である。
本州の中部地方の長野、岐阜、愛知、三重の4県にのみ分布し、伊勢湾要素植物といわれるものの1つである。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
氷河時代の残存植物と考えられている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い花を6輪から8輪くらいずつつける。
花径は2センチくらいで、花弁は5枚である。
雄しべはたくさんあり、雌しべは2本である。
実も直径1センチくらいと小さく、秋に褐色に熟する。
味はやや酸味がある。
食用梨の原種の1つといわれる。
別名を犬梨(イヌナシ)ともいう。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Pyrus calleryana
★めずらしい花にわくわく胸躍る
これが豆梨花も小さく
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花図鑑
鎌柄(カマツカ)
鎌柄(カマツカ)はバラ科カマツカ属の落葉小高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
枝は毎年伸びる長枝と、ほとんど伸びない短枝とがある。
葉は楕円形で、長枝では互い違いに生え(互生)、短枝では3枚が輪生する。
葉の先は鋭く尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は淡い緑色で、裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は4月から6月である。
短枝の先に複数の散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径1センチくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花びらは5枚で丸い。
雄しべは20本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は白から黒に変わる。
雌しべの柱頭は3つに裂け、つけ根の部分には白い毛が密生する。
実は秋に赤く熟する。
また、秋には紅葉をする。
材が硬くて丈夫なため鎌の柄などに使われた。
それが名の由来でもある。
別名を牛殺し(ウシゴロシ)ともいう。
この名は、材を牛の鼻環に使ったことからきている。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
実の写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Pourthiaea villosa var. laevis
★小さくてまん丸な花可愛くて
しばし見とれるこれが鎌柄
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花図鑑
岩下野(イワシモツケ)
岩下野(イワシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方(伊吹山を含む)にかけて分布し、山地や亜高山の岩場などに生える。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先のほうに少しぎざぎざ(鋸歯)があるか、鋸歯のない全縁である。
開花時期は5月から8月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径5ミリから7ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべは5本で、花弁から飛び出る。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Spiraea nipponica
★真っ白な小花を丸く寄せ集め
岩下野は弾むがごとく
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