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カテゴリー「バラ科」の記事一覧

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横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)

横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)

横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
ヤマザクラ系の兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配種である。
横浜市の白井勲氏によって作出され、昭和60年に農水省に品種登録された。
原木は本牧山頂公園にある。
開花時期は3、4月である。
花は紅色の濃い一重咲きで、旗弁(はたべん)という雄しべが花弁のように変化したものが混じる。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus x kanzakura cv. Yokohamahizakura


★桜とは思えぬほどの紅の色
 艶やかに咲く横浜緋桜


横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)

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染井匂 (ソメイニオイ)

染井匂 (ソメイニオイ)

染井匂 (ソメイニオイ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を実証する過程で作出され、大島公園に植えられた。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると花は大輪で花びらは丸くて香りがあり、花びらの外側は淡い紅色を帯び、咲き進むと花芯の赤味が増す。
樹高は5から15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月上旬から中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径3センチから5センチの大輪で、一重咲きである。
花びらの形は円形ないし楕円形である。
花の色は白いが、花びらの外側が淡い紅色を帯びる。
一総につく花の数は3、4輪である。
花には強い香りがある。
結実性がある。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis cv. Somei-nioi


★仄かなる香りに乗せて花開き
 君に伝えん春の歓び


染井匂 (ソメイニオイ)

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昭和桜(ショウワザクラ)

昭和桜(ショウワザクラ)

昭和桜(ショウワザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を研究するする過程で、伊豆大島公園内に植えられた染井吉野(ソメイヨシノ)の実生(みしょう:接ぎ木ではなく苗から育てること)から発見し選抜したものである。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると枝が細くて上向きに伸び、花びらが細くて花が小さく見えるなどの特徴がある。
樹高は5~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏面や葉の柄には毛が生えるが、表面には生えない。
開花時期は4月上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径2~3センチの中輪で、一重咲きである。
花びらの形は細長い楕円形である。
花の色は白い。
一総につく花の数は2~3輪である。
花にはわずかに香りがある。
結実性がある。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis cv. Syouwa-zakura


★新しい時代の息吹き伝えんと
 名づけられたる新たな命


昭和桜(ショウワザクラ)

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太白(タイハク)

太白(タイハク)

太白(タイハク)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
漢字では「大白」とも書く。
分類上は里桜(サトザクラ)の1つとされている。
里桜(サトザクラ)は主に大島桜(オオシマザクラ)を母種とする園芸品種の総称である。
平安時代から人為的な交配や野生のものから選抜育種などが行われ、200以上の種類がある。
樹高は5から10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の両面や葉の柄には毛はなく、葉の縁には芒形(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径は5センチを超える大輪で、花の色は白である。
花びらの外側には濃い紅色が残る。
八重咲きで、花弁数は5枚である。
花びらの形は円形である。
一総につく花の数は2、3輪である。
花の香りはわずかにある。
結実性は少しある。
日本では絶滅したがイギリスで保存されていて、昭和初期に甦ったそうである。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana cv. Taihaku


★一重でも花は大きく真っ白に
 咲いた姿は天下一品


太白(タイハク)

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緑桜(ミドリザクラ)

緑桜(ミドリザクラ)

緑桜(ミドリザクラ)はマメ科サクラ属の落葉低木である。
豆桜(マメザクラ)の型の1つである。
別名を緑萼桜(リョクガクザクラ)ともいう。
紅紫色素を持たず、文字通り萼や萼筒が緑色をしている。
本州の関東地方、甲信地方、伊豆半島などに分布し、山地に生える。
樹高は1から3メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄くて先が尖り、縁には粗い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の両面には短い毛が生える。
開花時期は3月から4月である。
花径は1、2センチの小輪で、一重咲きである。
花の色は白く、下向きに咲く。
花弁は5枚でである。
花弁の形は幅の広い楕円形で、先がわずかにへこむ。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1本である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus incisa form. yamadei


★さっぱりと咲いた姿がそれ故に
 趣きを増す緑桜は


緑桜(ミドリザクラ)

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