新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「バラ科」の記事一覧
- 2024.11.28
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- 2010.04.04
御帝吉野 (ミカドヨシノ)
- 2010.04.03
三島桜 (ミシマザクラ)
- 2010.04.02
伊豆吉野(イズヨシノ)
- 2010.04.01
陽春(ヨウシュン)
- 2010.03.31
白妙(シロタエ)
御帝吉野 (ミカドヨシノ)
御帝吉野 (ミカドヨシノ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
この桜は、国立遺伝学研究所において染井吉野(ソメイヨシノ)の雑種説を立証する実験過程で生まれた。
その結果、染井吉野(ソメイヨシノ)は大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)との交雑種であるとする説を支持する論文が発表された。
つまり、本種は染井吉野(ソメイヨシノ)と兄弟のような桜である。
樹高は5から10メートルくらいである。
葉は大形の楕円形で、葉の縁には先が芒形をした重鋸歯ないし単鋸歯がある。
開花時期は4月上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
蕾の色はごく淡い紅色である。
花の色は白く、花径4、5センチの大輪で一重咲きである。
花びらは5枚で、形は楕円形である。
小花柄がやや長く、垂れ気味に咲く。
一総に咲く花の数は3、4輪である。
萼筒と萼片には毛が生えるが、染井吉野(ソメイヨシノ)より少ない。
結実性がある。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis cv. Mikado-yoshino
★爽やかな四月の空の色写し
御帝吉野は宴を迎え
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三島桜 (ミシマザクラ)
三島桜 (ミシマザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を研究するする過程で、三島市内にあった染井吉野(ソメイヨシノ)の実生(みしょう:接ぎ木ではなく苗から育てること)から生まれた。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜で、性質は大島桜(オオシマザクラ)に近い。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると葉の裏表や柄に毛が生えており、香りもわずかにあるなどの違いがある。樹高は5から15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏表や葉の柄に毛が少し生える。
開花時期は4月上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径2、3センチの中輪で、一重咲きである。
花びらの形は楕円形である。
花の色は白に近い淡い紅色である。
一総につく花の数は3、4輪である。
花にはわずかに香りがある。
結実性がある。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis cv. Mishimazakura
★豊かなる伏流水の流れる地
新たな命種から生まれ
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伊豆吉野(イズヨシノ)
伊豆吉野(イズヨシノ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を実証するために様々な交配を繰り返した。
伊豆吉野(イズヨシノ)はその過程で生まれた個体の1つである。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その仮説を実証する過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると花は大輪で花びらは丸く、萼筒や萼片に生える毛が少ないなど、大島桜(オオシマザクラ)に近い性質を持ち合わせている。
樹高は5~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径3~5センチの大輪で、一重咲きである。
花びらの形は円形である。
花の色は白い。
一総につく花の数は3~4輪である。
花には香りがある。
結実性は少しある。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis cv. Izu-yoshino
★馴れ初めはいかにあろうと構わぬが
この日のために咲きて散らんと
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陽春(ヨウシュン)
陽春(ヨウシュン)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
染井吉野(ソメイヨシノ)の変異株で、平成2年に愛媛県丹原町で発見され、平成8年に品種登録された。
染井吉野(ソメイヨシノ)と比べると花弁の長さが長く、花弁の幅が広いことなどが異なる。
樹高は5から10メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で裂けない。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月である。
花径は35ミリくらいの中輪で、一重咲きである。
花の色は淡い紅色を帯びている。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus x yedoensis cv.
★変異して病に強い陽春は
花も大きく次代の桜
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白妙(シロタエ)
白妙(シロタエ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
分類上はサトザクラ群に属する。
樹高は5から10メートルくらいである。
記録は江戸時代の後期からあり、原木は東京の荒川堤にあった。
白い八重の大輪を下垂させて咲く。
その花柄の長さが雨宿(アマヤドリ)よりも短いということで別種とされている。
ただし、それは個体差の範囲で同一とする見解もある。
開花時期は4月中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径4、5センチの大輪で、花びらの数は11枚から20枚くらいである。
花の色は白に近い淡い紅色である。
花びらの形は丸い。
一総につく花の数は3から5輪である。
結実性はない。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Prunus lannesiana cv. Sirotae
★八重咲きの白い大輪ぶら下げて
白妙の咲く坂を登れば
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