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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「バラ科」の記事一覧

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須磨浦普賢象(スマウラフゲンゾウ)



普賢象(フゲンゾウ)バラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
須磨浦普賢象(スマウラフゲンゾウ)はその枝変りの品種である。
1990年に神戸市の須磨浦公園で発見された。
特徴は花の色が黄色いことである。
欝金(ウコン)御衣黄(ギョイコウ)よりも黄色みが強く、花弁数も多い。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉や葉の柄には毛は生えない。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花径が4、5センチある八重咲きの大輪で、花弁数は30枚から50枚くらいある。
葉化した2本の雌しべを突き出しているのが特徴である。
名の由来は、それを普賢菩薩の乗る象の牙に見立てたものである。
散りぎわになると花芯が赤味を帯びる特徴も引き継いでいる。
結実はしない。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
写真は4月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Sumaura-fugenzo'

★息を飲み見上げる花は揺れ動き
 胸の鼓動の伝わるごとく



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斑入り木瓜(フイリボケ)



木瓜(ボケ)バラ科ボケ属(カエノメレス属)の落葉低木である。
カエノメレス属はアジアに数種の原種が分布し、また多くの園芸品種がある。
中国原産のカエノメレス・スペキオサに木瓜(ボケ)の和名があり、属名の和名もボケ属という。
木瓜(ボケ)は日本へは平安時代には渡来していたと言われ、花木として植栽されてきた。
また、帰化植物として本州から九州にかけて分布している。
斑入り木瓜(フイリボケ)は園芸品種の1つである。
特徴は、葉に黄緑色の斑が入ることである。
樹高は1~2メートルである。
よく枝分かれをし、小枝は棘状となる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月である。
花径3センチくらいの紅色をした5弁花をつける。
花の後にできる実は長さが5センチから7センチくらいある楕円形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、10月ころに黄色く熟する。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開ける)+melon(リンゴ)」からきている。裂けたリンゴの意味で、熟した実に裂け目ができることから名づけられた。
種小名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Chaenomeles speciosa 'Fuiri'

★緋の色に染まる思いを寒風に
 晒しつ待つは春の訪れ




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臥竜梅(ガリュウバイ)



梅(ウメ)バラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
臥竜梅(ガリュウバイ)は梅(ウメ)の栽培品種の1つである。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
幹は背が低いが枝が地上を這って伸び、それが竜の臥す姿を思わせる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
野梅系・野梅性の八重咲きの中輪(20から25ミリ)である。
花の色は白いものと紅色のものがある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に水戸市の弘道館公園で撮った。
原木は松島の瑞巌寺由来のもので、朝鮮出兵の折に伊達政宗が持ち帰ったものを植えさせたという。
学名:Prunus mume 'Garyubai'

★花と花重なり合って咲く姿
 綺麗だけれど団子思わせ



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塒出錦(トヤデニシキ)



梅(ウメ)バラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
塒出錦(トヤデニシキ)は梅(ウメ)の栽培品種の1つである。
塒(とや)は「鳥の巣」や「鳥籠」を意味する言葉である。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
野梅系・野梅性の八重咲きの中輪(20から25ミリ)である。
花の色は淡い桃色である。
撮影地によっては花の色はもっと濃いものもあるようである。
錦性(にしきしょう)という盆栽の用語があり、梅の場合には若い枝に雲状の斑点が錦状に入ることを意味する。
枝は夏期には赤くなる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に水戸市の偕楽園で撮った。
学名:Prunus mume 'Toyadenishiki'

★皺皺に花弁重ねて花開く
 なるほどこれは寝床のようだ




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レインボー・ノックアウト



レインボー・ノックアウト(Rainbow Knock Out)はバラ科バラ属の落葉低木である。
ノックアウトシリーズの1つで、シリーズ名は耐病性に優れるという意味でつけられた。
フロリブンダ系(Floribunda:FL)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの中輪である。
シュラブ系(Shrub rose:S)に分類されることもある。
2007年にフランスのメイアン社(Mailland)によって作出された園芸品種である。(薔薇図鑑参照)
このシリーズの作出者をアメリカのラドラー(William J. Radler)さんとする記述も散見される。
この人が所属するコナード・パイル社(Conard-Pyle)がメイアン社と提携関係にあるようである。
樹高は90~120センチくらいである。
樹形は半横張り性である。
開花時期は5~11月である。
花径6~8センチくらいの一重咲きである。
花の色はコーラルピンクで、真ん中は黄色である。
花弁数は5~8枚である。
花には微香がある。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
写真は6月に北海道のはぼろバラ園で撮った。
学名:Rosa 'Rainbow Knock Out'

★紐解けば見えぬ謎ではないけれど
 どうでもいいよセールストークは




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