新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「バラ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2015.06.24
深山苦苺(ミヤマニガイチゴ)
- 2015.05.25
南京七竈(ナンキンナナカマド)
- 2015.05.05
芝山(シバヤマ)
- 2015.05.04
御座の間匂(ゴザノマニオイ)
- 2015.05.03
糸括(イトククリ)
深山苦苺(ミヤマニガイチゴ)
- 2015/06/24 (Wed)
- バラ科 |
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深山苦苺(ミヤマニガイチゴ)はバラ科キイチゴ属(ルブス属)の落葉低木である。
ルブス属は北半球を中心に数10種から数100種が分布する。
その数は研究者によって異なる。
また、多くの栽培品種がある。
木苺(キイチゴ)は総称で、属名の和名もそこからきている。
日本固有種である。
本州と四国に分布し、山地や亜高山の林の縁などに生える。
樹高は1メートルくらいである。
枝には毛は生えておらず、小さな棘が疎らにある。
葉は卵形で3つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)があり、先は尖る。
真ん中の裂片が大きい。
近縁種の苦苺(ニガイチゴ)は葉の裂け方が浅い。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から柄を伸ばし、花径20ミリから25ミリくらいの白い5弁花を1輪から3輪つける。
花の後にできる実はキイチゴ状果(集合核果)で、赤く熟して食べられる。
中にある核に苦味があり、深い山に生えるというのが名の由来である。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の subcrataegifolius は「ややサンザシ属(Crataegus)に似た葉の」という意味である。
写真は6月に信州の上高地で撮った。
学名:Rubus subcrataegifolius
★奥山の林の縁にそっと咲く
素朴な姿味わい深く
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南京七竈(ナンキンナナカマド)
- 2015/05/25 (Mon)
- バラ科 |
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南京七竈(ナンキンナナカマド)はバラ科ナナカマド属(ソルブス属)の落葉低木である。
ソルブス属は北半球の温帯から亜寒帯を中心に100種から200種が分布する。
日本にも七竈(ナナカマド)などが分布し、属名の和名をナナカマド属という。
本種は日本固有種である。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
「南京」の名がつくが外来種ではない。
植物の命名法で「南京」には小さいとか愛らしいという意味がこめられている。
別名を小葉の七竈(コバノナナカマド)ともいう。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
幹は細く、樹皮の色は暗い灰色である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形で、7枚から9枚で1枚の葉が構成される。
小葉の先は丸く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)のあるものとないものがある。
開花時期は5月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄緑色を帯びた白い花をたくさんつける。
花径は1センチくらいで、花弁は5枚である。
花序のつけ根の部分に扇形の大きな托葉がある。
花の後にできる実は長さ1センチくらいの楕円形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤く熟する。
花言葉は「秘めた情熱」である。
属名の Sorbus はこの属の植物の古いラテン名からきている。
種小名の gracilis は「細長い」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Sorbus gracilis
★少しだけ違っているね花の色
暖地にも咲く七竈のあり
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芝山(シバヤマ)
- 2015/05/05 (Tue)
- バラ科 |
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芝山(シバヤマ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つで、もともとは奈良公園に植えられていた。
日本を訪れたイギリス人の植物学者ウィルソン (Ernest Henry Wilson, 1876-1930)さんがこれを見つけ、1916年に紹介した。
江戸時代にサトザクラの1種と豆桜(マメザクラ)を交配させて作出されたのではないかと推測されている。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には欠刻状で外向きの重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花は白い一重咲きの大輪(花径35ミリから55ミリ)である。
花弁数は5枚である。
花弁は丸く、しわ状のうねりがある。
咲き進むと花冠の真ん中が赤味を帯びる。
花柄は長く、大形の苞がつく。
萼筒は太く短い筒状で、5枚の萼片は短く、縁にぎざぎざ(鋸歯)が少しある。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
園芸品種名の Fasciculata は「束になった」という意味である。
写真は5月に北海道松前町の桜見本園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Shibayama'
★豆桜思わすような姿だが
大きな花の見栄えよろしく
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御座の間匂(ゴザノマニオイ)
- 2015/05/04 (Mon)
- バラ科 |
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- ▲Top
御座の間匂(ゴザノマニオイ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
かつて桜の名所であった荒川堤由来の桜の1つである。
駿河台匂(スルガダイニオイ)や滝匂(タキニオイ)の近縁で、よい香りのする品種である。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は盃状である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月の中旬である。
花の色は白く、一重咲きないし半八重咲きの大輪で、旗弁(きべん:雄しべが花弁のように変化したもの)がある。
花弁数は5枚から10枚である。
萼筒は鐘状である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
園芸品種名の Fasciculata は「束になった」という意味である。
写真は5月に北海道松前町の桜見本園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Gozanomanioi'
★ぽつぽつと交じるピンクが目を引くね
由来が知りたい御座の間匂
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糸括(イトククリ)
- 2015/05/03 (Sun)
- バラ科 |
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糸括(イトククリ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
かつて桜の名所であった荒川堤由来の桜の1つである。
名の由来は、花が糸で括ったように束になって下向きに咲くことからきている。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は盃状である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月の下旬から5月の上旬である。
花は淡い紅色をした八重咲きの大輪で、3、4輪が垂れ下がって咲く。
花弁数は15枚から20枚である。
花弁は外側の色が濃く、真ん中は白い。
萼筒は鐘状、5枚の萼片は長い三角形で縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
花には仄かな香りがある。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
園芸品種名の Fasciculata は「束になった」という意味である。
写真は5月に北海道松前町の桜見本園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Fasciculata'
★垂れ下がる花の姿が美しく
いろんな桜に生まれ変わって
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