岩弁慶（イワベンケイ）

岩弁慶（イワベンケイ）はベンケイソウ科キリンソウ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山や海岸の岩場に生える。
和名の由来は、岩場でたくましく育つ様子を「弁慶」に譬えたものである。
岩麒麟草（イワキリンソウ）の別名もある。
草丈は１０センチから３０センチくらいである。
全体に肉厚で、たくさんの茎が出て株立ち状となる。
密に生える葉は卵形で、互い違いに生える（互生）。
葉は白っぽく、粉をふいたように見える。
開花時期は７月から８月である。
雌雄異株である。
雄株は茎先に淡い黄色の小さな花を密集させる。
小花の花弁は４枚ないし５枚で、細長い。
雌株の花は花弁がなく緑色で、受精すると子房が赤く色づく。
写真は５月に北大植物園で撮った。
学名：Rhodiola rosea

★岩場でも海の傍でも平気だよ
　岩弁慶は逞しい花



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