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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ミカン科」の記事一覧

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ボロニア・ピンナタ



ボロニア・ピンナタはミカン科ボロニア属の常緑低木である。
ボロニア属はオーストラリアに90種から100種くらいが分布する。
本種の原産地もオーストラリアである。
種小名の読み方は「ピナータ」とする場合もある。
樹高は1~2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細い披針形(笹の葉のような形)である。
葉にはミカン科特有の香りがある。
開花時期は3~6月くらいである。
葉の脇に花径2センチくらいの星形をしたピンクの4弁花をたくさんつける。
花の色は白いものもある。
属名の Boronia はイタリア人の植物採集家「ボローネ(Francesco Borone, 1769-1794)さん」の名からきている。
種小名の pinnata は「羽状の」という意味である。
写真は2月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Boronia pinnata

★めずらしい花が次々咲き出して
 びっくりするよオーストラリア園




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深山樒(ミヤマシキミ)



深山樒(ミヤマシキミ)はミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は100センチから150センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、艶がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄異株である。
開花時期は3月から5月くらいである。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径1センチくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花弁は4枚で、よい香りがする。
花の後にできる実は球状の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、冬に赤く熟する。
全体にアルカロイドを含み、有毒である。
和名の由来は、葉が樒(シキミ:Illicium anisatum)似て林の中に生えることからきている。
花言葉は「寛大」である。
属名の Skimmia は日本語の「シキミ」からきている。
種小名と変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Skimmia japonica var. japonica

★ぽつぽつと固い蕾の中に咲く
 白い花びら春を知らせて



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華北山椒(カホクザンショウ)



華北山椒(カホクザンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉小高木である。
原産地は中国である。
山地に生えるほか栽培もされる。
果皮を花椒(ホアジャオ)と呼び、香辛料として用いる。
特に四川料理で多用され、麻婆豆腐などで欠かせない味となっている。
ただし、日本の山椒はさまざまな部位を利用するが、こちらは果皮のみしか使わない。
樹高は3~7メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
雌雄異株である。
開花時期は4~5月である。
花の色は黄緑色で、あまり目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、円形で熟すと赤くなる。
種子は黒い。
果皮は生薬で蜀椒(しょくしょう)といい、健胃薬、鎮痛剤などとされる。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の bungeanum はドイツ人の植物学者「ブンゲ(Alexander Bunge, 1803-1890)さんに関連した」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum bungeanum

★山椒と比べてみるがその違い
 霧に霞むやいつか極めん




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獅子柚子(シシユズ)



獅子柚子(シシユズ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
原産地は中国と考えられている。
日本へは奈良時代に渡来した。
別名を鬼柚子(オニユズ)という。
「柚子」の名はつくが、大形で文旦(ブンタン)に近い仲間である。
関東地方から九州にかけて植栽されているが、食用ではなく観賞用として栽培され、正月の飾り物などに用いられる。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚くて艶があり、先は尖る。
開花時期は5月である。
白い大形の5弁花をつける。
花はよい香りがする。
結実時期は10~1月くらいである。
果実は直径が15~20センチくらいあり、重さも1キロくらいになる。
果皮が分厚く、でこぼこしている。
果肉は酸味が強く、生食には向かない。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の pseudogulgul は「グルグル(ヒマラヤ原産の大きいレモン)に似た」という意味である。
写真は11月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Citrus pseudogulgul(=Citrus junos 'Sisi')


★柚子の名はついているけどでこぼこし
 獅子舞の顔見ているみたい




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金柑(キンカン)

金柑(キンカン)

金柑(キンカン)はミカン科キンカン属の常緑低木である。
原産地は中国南部である。
漢字では「金橘」とも書くが、これは中国名に由来する。
中国の商船が遠州灘で遭難して清水港に寄港した際に、船員が地元の人に砂糖漬けの果実をプレゼントし、その種から日本に広まったと言われている。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉は上側に反っていることが多い。
金柑(キンカン)は春、夏、秋の3回開花し結実する性質がある。
7月と9~10月に開花するものが多い。
花は香りのよい白色5弁花である。
実は直径2~3センチくらいの球形で、黄橙色に熟する。
古来から風邪にきき喉の痛みをやわらげるとされ、金柑のど飴として知られている。
生で食べたり、ジャムや砂糖煮にして食べたりする。
果皮は果肉より多くのビタミンCを含んでおり、美肌や健康に有効である。
別名を姫橘(ヒメタチバナ)ともいう。
俳句の季語は秋である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Fortunella Japonica


★ゆらゆらと冬の陽射しに揺れながら
 金柑の実はきらり輝き


金柑(キンカン)

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