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台湾木欒子(タイワンモクゲンジ)



台湾木欒子(タイワンモクゲンジ)はムクロジ科モクゲンジ属の落葉高木である。
原産地は台湾で、山地の林の中に生える。
日本へは昭和50年代に沖縄に緑化植物として導入された。
和名の由来は、台湾に分布する「木欒子」ということで、「木欒子」の名は中国名からきている。
樹高は10~25メートルくらいである。
ただし、沖縄では5~7メートルくらいにしかならない。
樹皮は褐色である。
葉は2回奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形で先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9~10月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さな黄色い5弁花をたくさんつける。
花の後にできる実は袋状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと赤褐色になる。
属名の Koelreuteria はドイツの植物学者「ケルロイター(Joseph Gottlieb Kolreuter, 1733-1806)さん」の名からきている。
種小名の henryi はアイルランド人の植物収集家「ヘンリー(Augustine Henry, 1857-1930)さんの」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Koelreuteria henryi

★この次は秋に来ようか沖縄へ
 黄の絨毯を踏みしめ歩まん




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