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仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「メギ科」の記事一覧

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柊南天(ヒイラギナンテン)

柊南天(ヒイラギナンテン)

柊南天(ヒイラギナンテン)はメギ科ヒイラギナンテン属の常緑低木である。
台湾、中国、ヒマラヤの原産である。
日本には江戸時代に渡来し、庭木として利用されている。
葉が柊(ヒイラギ)に似ており、実が南天(ナンテン)に似ていることから名づけられたという。
しかし、棘は柊ほどではないし、実も南天とは異なって黒紫色というように違いがある。
樹高は1~3メートルくらいになる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形である。
先が尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花期は2~4月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花弁は6枚で、先が浅く2つに裂ける。
萼片は9枚、雄しべ6本、雌しべ1本である。
花の後にできる実は直径6~7ミリくらいの球状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、9~10月に黒紫色に熟し、白い粉をふく。
別名を唐南天(トウナンテン)という。
属名の Mahonia は19世紀のアメリカ人の植物学者「マクマホン(B. Mc. Mahon)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Mahonia japonica


★ひそやかに黄金の飾りつけながら
 柊南天春を祝いて
☆木漏れ日に柊南天輝きて
 黄色花を鳥が揺らして


柊南天(ヒイラギナンテン)

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白南天(シロナンテン)

白南天(シロナンテン)

南天(ナンテン)はメギ科ナンテン属の常緑低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、中国やインドにも分布する。
また、公園や庭などに好んで植えられている。
これは、南天(ナンテン)が「難転」(難を転ずる)に通ずるからである。
白南天(シロナンテン)はその変種である。
特徴は、実の色が白いことである。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
3回羽状複葉といって、枝分かれを繰り返して先に羽状複葉をつけ1枚の葉となる。
葉は向かい合って生える(対生)が、上部では互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形である。
先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~7月である。
葉の脇に大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
内花被片と外花被片が6枚ずつある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、白く熟する。
花の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Nandina domestica var. leucocarpa


★実の色が変われば風情自ずから
 異なるものと思い眺めて


白南天(シロナンテン)

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南天(ナンテン)

南天(ナンテン)

南天(ナンテン)はメギ科ナンテン属の常緑低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、中国やインドにも分布する。
また、公園や庭などに好んで植えられている。
これは、南天(ナンテン)が「難転」(難を転ずる)に通ずるからである。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
3回羽状複葉といって、枝分かれを繰り返して先に羽状複葉をつけ1枚の葉となる。
葉は向かい合って生える(対生)が、上部では互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形である。
先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~7月である。
葉の脇に大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
内花被片と外花被片が6枚ずつある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
中には白い実や黄色い実もある。
この実を乾燥させたものを漢方で鎮咳薬とする。
俳句では「南天の花」が夏の季語、「南天の実」が秋の季語である。
実の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Nandina domestica


★南天の乱れ咲きして瀧飛沫(しぶき)
 実りの秋を手招くように


南天(ナンテン)

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マホニア・ウインターサン

マホニア・ウインターサン

マホニア・ウインターサンはメギ科ヒイラギナンテン属(マホニア属)の常緑低木である。
中国原産のロマリフォリア種(Mahonia lomariifolia)と日本にも分布する柊南天(ヒイラギナンテン:Mahonia japonica)を交雑させたものがマホニア・メディアとして出回り、いくつかの園芸品種を産み出している。
マホニア・ウインターサンもその1つである。
特徴としては、柊南天(ヒイラギナンテン)よりも開花時期が早く、花穂が立って豪華である。
樹高は1~3メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は柊(ヒイラギ)に似て硬く、縁は棘状のぎざぎざ(鋸歯)となる。
開花時期は1~2月である。
鮮やかな黄色の花をぎっしりつける。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Mahonia x media cv. Whinter Sun


★冬の日にイエローの色和むよう
 ウインターサンは春待つ心


マホニア・ウインターサン

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マホニア・アーサーメンゼス

マホニア・アーサーメンゼス

マホニア・アーサーメンゼスはメギ科ヒイラギナンテン属(マホニア属)の常緑低木である。
中国原産のロマリフォリア種(Mahonia lomariifolia)と日本の柊南天(ヒイラギナンテン:Mahonia japonica)を交雑させたものがマホニア・メディアとして出回り、いくつかの園芸品種を産み出している。
マホニア・アーサーメンゼスもその1つである。
特徴としては、柊南天(ヒイラギナンテン)よりも開花時期が早く、花穂が立って豪華である。
開花時期は1~2月である。
鮮やかな黄色の花をぎっしりつける。
園芸店では柊南天(ヒイラギナンテン)として売られたり、早咲き柊南天(ハヤザキヒイラギナンテン)として売られたりしている。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Mahonia x media cv. Arthur Menzies


★早咲きのマホニアだけどばっしりと
 黄金の花を豪華につけて


マホニア・アーサーメンゼス

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