新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ヤブコウジ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2014.01.23
宝船(タカラブネ)
- 2010.01.07
角薮柑子(ツノヤブコウジ)
- 2010.01.06
セイロン万両(セイロンマンリョウ)
- 2010.01.05
藪柑子(ヤブコウジ)
- 2010.01.04
白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)
宝船(タカラブネ)
- 2014/01/23 (Thu)
- ヤブコウジ科 |
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万両(マンリョウ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、観賞用として植栽される。
お正月の縁起物として、盆栽や切り花によく使われる。
古典園芸植物の1つで、江戸時代にはいろいろな品種群が栽培された。
宝船(タカラブネ)もその1つで、大実の赤実品種である。
樹高は30センチから100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
白い小さな花が散状につく。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に赤く熟し、翌春まで木についている。
属名の Ardisia はギリシャ語の「ardis(鎗先)」からきている。雄しべ葯の形が似ていることから名づけられた。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は5月に函館市営熱帯植物園で撮った。
学名:Ardisia crenata 'Takarabune'
★江戸の世の風雅伝えて宝船
これは見事と驚きの声
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角薮柑子(ツノヤブコウジ)
角薮柑子(ツノヤブコウジ)はヤブコウジ科ツノヤブコウジ属の常緑低木である。
東南アジア、南アジア、オーストラリアに分布するマングローブ植物である。
マングローブ林の縁や水路に面して生える。
日本には分布していない。
樹高は2~3メートルである。
葉は倒卵形で、輪生状に互い違いに生える(互生)。
開花時期は不定期で、白い花を総状につける。
実(偽胎生種子)は彎曲した角状で、中に胎生種子ができる。
「胎性種子」というのは、枝についた実から太い根が伸び、根の先に新芽ができた状態で実から抜け落ちるもののことで、海流に乗って散布される。
「偽胎生種子」というのは、実の中に胎生種子ができているもののことである。
実は熟すと赤くなる。
花の写真は8月につくば植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Aegiceras corniculatum
★熱帯のマングローブの森にある
神秘の樹木角薮柑子
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セイロン万両(セイロンマンリョウ)
セイロン万両(セイロンマンリョウ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木である。
原産地はスリランカである。
現在では、台湾、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリアなどに分布する。
沖縄でも、民家や公園に植えられている。
別名を紅頭橘(コウトウタチバナ)という。
「紅頭」は台湾にある旧地名である。
樹高は3~4メートルである。
葉は少し厚めで楕円形である。
開花時期は夏である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して小さな青白い花をつけるが、あまり目立たない。
花の後にできる球形の実は赤から赤紫へと変化し、熟すと黒くなる。
実は食べられて、特に小鳥には好まれる。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Ardisia elliptica
★万両を思わすような形して
だけど大形南国の木は
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藪柑子(ヤブコウジ)
藪柑子(ヤブコウジ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、庭木や盆栽とされる。
海外では、台湾や朝鮮半島、中国にも分布する。
縁起物としてお正月の寄せ植えなどにも使われることから十両(ジュウリョウ)とも言われる。
古名を山橘(ヤマタチバナ)という。
江戸時代に盛んに改良が行われ、変わり葉などの園芸品種がたくさんある。
樹高は10~20センチくらいである。
地下茎を伸ばして増える。
枝には棘がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~8月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径5~8ミリくらいの小さな白い花をいくつか下向きにつける。
合弁花で、花冠は5つに裂ける。
実は直径5~10ミリくらいの球形で、10月ころに赤く熟する。
俳句の季語は冬である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Ardisia japonica
★首傾げやっと見つけた藪柑子
また来てみれば鳥に運ばれ
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白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)
唐橘(カラタチバナ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
本州の茨城県から沖縄にかけて分布し、林の中に生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
別名を百両(ヒャクリョウ)ともいい、おめでたい木とされる。
白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)はその品種の1つである。
特徴は、実の色が白いことである。
樹高は30~50センチくらいである。
幹は直立するが、万両(マンリョウ)のように上部で枝分かれをしない。
葉は細くて大きな披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には短い柄があり、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄を帯びた白い花をまばらにつける。
花弁は5枚で下向きに咲き、花弁の先が反り返る。
萼片は5枚、雄しべ5本、雌しべ1本である。
この花が橘(タチバナ)に似ているというのが名の由来である。
花の後にできる実は球形で、9~10月ころに白く熟し、翌年まで落ちない。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Ardisia crispa form. leucocarpa
★白い実もどこ渋いね黄味帯びて
唐橘は古典植物
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