新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ヤブコウジ科」の記事一覧
- 2024.11.25
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- 2010.01.03
唐橘(カラタチバナ)
- 2010.01.02
白実の万両(シロミノマンリョウ)
- 2010.01.01
万両(マンリョウ)
唐橘(カラタチバナ)
唐橘(カラタチバナ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
本州の茨城県から沖縄にかけて分布し、林の中に生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
別名を百両(ヒャクリョウ)ともいい、おめでたい木とされる。
古典園芸植物の1つで江戸時代に改良が進み、100種もの品種が生み出されたという。
寛政年間には価格が高騰して売買禁止令も出されている。
樹高は30~50センチくらいである。
幹は直立するが、万両(マンリョウ)のように上部で枝分かれをしない。
葉は細くて大きな披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には短い柄があり、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄を帯びた白い花をまばらにつける。
花弁は5枚で下向きに咲き、花弁の先が反り返る。
萼片は5枚、雄しべ5本、雌しべ1本である。
この花が橘(タチバナ)に似ているというのが名の由来である。
花の後にできる実は球形で、9~10月ころに赤く熟し、翌年まで落ちない。
実が白いものや葉に班の入った園芸品種もある。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Ardisia crispa
★赤い実もどこか渋いね葉の陰で
唐橘は古典植物
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白実の万両(シロミノマンリョウ)
万両(マンリョウ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
関東地方以南の本州から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、観賞用として植栽される。
海外では、朝鮮、中国、台湾、インドシナ、インド、マレーなどにも分布する。
お正月の縁起物として、盆栽や切り花によく使われる。
白実の万両(シロミノマンリョウ)はその品種の1つである。
特徴は、実が熟すと白くなることである。
樹高は30~100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
枝先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白い小花をたくさんつける。
花径は8ミリくらいで、花冠は5つに裂けて横に開き、裂片の先は反り返る。
雄しべは5本あり、黄色い三角形になる。
結実時期は11~3月くらいである。
晩秋に球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が白く熟し、翌春まで木についている。
写真は12月に向島百花園で撮った。
学名:Ardisia crenata form. leucocarpa
★万両に白く熟す実もあるは
面白かれど寒くもありて
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万両(マンリョウ)
万両(マンリョウ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
関東地方以南の本州から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、観賞用として植栽される。
海外では、朝鮮、中国、台湾、インドシナ、インド、マレーなどにも分布する。
お正月の縁起物として、盆栽や切り花によく使われる。
樹高は30~100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
白い小さな花が散状につく。
熟果期は11~3月である。
晩秋に液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が赤く熟し、翌春まで木についている。
果実の色は普通は赤いが、栽培品種には白や黄色のものもある。
よく似た千両(センリョウ)は実を枝先に上向きにつける。
俳句の季語は冬である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Ardisia crenata
★万両は骨の髄まで朱に染めて
誰を待つやら冬陽を浴びて
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