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新・花の仲間調べ

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カマシア・ライヒトリニー



カマシア・ライヒトリニーはユリ科ヒナユリ属(カマシア属)の多年草である。
カマシア属は北アメリカに6種が分布する。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
同属のカマシア・カマッシュ(Camassia quamash)を和名で雛百合(ヒナユリ)というので、属名の和名をヒナユリ属という。
本種の原産地も北アメリカである。
ネイティブ・アメリカンの食料源とされてきた。
和名は大雛百合(オオヒナユリ)という。
草丈は50~120センチくらいである。
根際から生える葉は剣状でつけ根の部分は狭く、直立をする。
開花時期は3~5月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い青色や白色の花をたくさんつける。
花被片は6枚で、星形に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camassia はネイティブ・アメリカンの呼び名(camass)からきている。
種小名の leichtlinii はドイツの植物愛好家「ライヒトリン(Maximilian Leichtlin, 1831-1910)さんの」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
写真は園芸品種のカエルレア(Caerulea)で、青色の濃い選抜品種のようである。
学名:Camassia leichtlinii

★星形の淡いブルーの花房が
 煌き揺れる大雛百合は




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