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千島石菖(チシマゼキショウ)



千島石菖(チシマゼキショウ)はユリ科チシマゼキショウ属(トフィルディア属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)チシマゼキショウ科とされる。
トフィルディア属は北半球に20種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をチシマゼキショウ属という。
本種は北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や高山の岩場に生える。
海外では、中国北部、カムチャツカ、サハリン、クリル列島、アリューシャン列島、アラスカ、カナダなどにも分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
黒実石菖(クロミゼキショウ)や利尻石菖(リシリゼキショウ)の別名がある。
根際から生える葉は長さ5センチくらいの剣形で、先は鋭く尖る。
葉の縁には細かい突起があり、ざらつく。
茎にも1枚ないし2枚の小さな葉がつく。
開花時期は7月から8月である。
茎先に短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紫色の小さな花をつける。
花被片は6枚で、長さ2ミリくらいの長い楕円形である。
雄しべは6本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄褐色ないし赤褐色をしている。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお「石菖」の名の由来は、岩場に生えて葉の形が菖蒲(ショウブ)に似ていることからきている。
属名の Tofieldia はイギリス人の植物学者「トフィールド(Thomas Tofield, 1730-1779)さん」の名からきている。
種小名と変種名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
低地では春に花を咲かせる。
学名:Tofieldia coccinea var. coccinea

★いかにもの花の姿に笑み漏れる
 岩の隙間がとても似合うよ



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