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台湾杜鵑草(タイワンホトトギス)

台湾杜鵑草(タイワンホトトギス)

台湾杜鵑草(タイワンホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
日本では、沖縄県の沖縄本島、西表島に分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
台湾ではごく普通に生える。
園芸品種としてよく栽培される。
また、本州の関東地方から九州にかけて逸出したものが野生化している。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。
開花時期は9月から11月である。
茎先で枝分かれし、そこにやや小形の花が上向きにたくさんつく。
花被片は6枚で斜めに開く。
花被片の色は淡い紅色で、赤紫色の斑点が入る。
花冠のつけ根の部分には黄色い斑紋がある。
外花被片のつけ根の部分には球状のふくらみが2つずつある。
本州を中心に自生する杜鵑草(ホトトギス)とよく似るが、ホトトギスは葉の脇に1輪から3輪つくので区別できる。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Tricyrtis formosana


★南からやってきたけどこの地なら
 自由気儘に花も咲かせる


台湾杜鵑草(タイワンホトトギス)

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