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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ラン科」の記事一覧

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南国捩花(ナンゴクネジバナ)



南国捩花(ナンゴクネジバナ)はラン科ネジバナ属の多年草である。
別名を南国綟摺(ナンゴクモジズリ)ともいう。
鹿児島県の奄美諸島から沖縄にかけて分布し、低地の草原に生える。
海外では、台湾にも分布する。
日本の各地に分布する捩花(ネジバナ)との違いは、大形で色彩も派手であり、花穂や子房に毛が生えていないことである。
草丈は20~30センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
茎には披針形の鱗片葉がつく。
自生地での開花時期は3~4月くらいである。
螺旋状にねじれた穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、桃色や紅紫色の花を横向きにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Spiranthes はギリシャ語の「speira(螺旋)+anthos(花)」からきている。花穂が捩れて螺旋状に花がつくことから名づけられた。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Spiranthes sinensis


★なるほどね捩花だけどこりゃ派手だ
 南の島がいかにも似合い




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プレウロタリス・ペクティナタ



プレウロタリス・ペクティナタはラン科プレウロタリス属の多年草である。
プレウロタリス属は南北アメリカに1000種以上分布する大きな属で、大部分は着生種である。
本種はボリビア、ブラジルに分布する着生種である。
葉は楕円形で、長さが20センチくらいまで育つ。
開花時期は秋から冬である。
葉のつけ根の部分に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの緑色の小さな花を櫛の歯状につける。
葉の上に花が咲いているように見える。
属名の Pleurothallis はギリシャ語の「pleuron(肋骨)+ thallos(梢)」からきている。肋骨のような形に枝分かれすることから名づけられた。
種小名の pectinata は「櫛の歯状の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Pleurothallis pectinata


★面白い花の様子に首かしげ
 笑みもこぼれるブラジルの花




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プレウロタリス・カナリゲラ



プレウロタリス・カナリゲラはラン科プレウロタリス属の多年草である。
プレウロタリス属は南北アメリカに1000種以上分布する大きな属で、大部分は着生種である。
本種の原産地はコロンビア、エクアドル、ペルーである。
標高1200~2700メートルの雲霧林に分布する着生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は楕円形である。
開花時期は周年である。
葉のつけ根の部分に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5ミリくらいの黄色い小さな花をつける。
葉の上に花が咲いているように見える。
属名の Pleurothallis はギリシャ語の「pleuron(肋骨)+ thallos(梢)」からきている。肋骨のような形に枝分かれすることから名づけられた。
種小名の canaligera は「溝のある」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Pleurothallis canaligera


★面白い花の様子に笑み漏れる
 見事なものだ一芸名人




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マスデバリア・クサンティナ



マスデバリア・クサンティナはラン科マスデバリア属の多年草である。
マスデバリア属は中南アメリカの山岳部に分布する着生種で、350種くらいある。
本種の原産地はコロンビア、エクアドル、ペルーである。
標高1500メートルから2800メートルの冷涼な雲霧林に生える着生種である。
草丈は10センチくらいである。
葉は楕円形である。
開花時期は冬である。
花径4センチくらいで長さが8センチくらいある花を茎先に1輪ずつつける。
花の色は白から黄色である。
萼片の先が尾状に下垂し、この部分の色は黄色ないし橙色である。
属名の Masdevallia はスペイン人の植物学者「マスデバル(Jose Masdevall, ?1740-1801)さん」の名からきている。
種小名の xanthina は「黄色の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Masdevallia xanthina


★垂れ下がる尻尾がなんだか不思議だね
 マスデバリアの奇妙な姿




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マスデバリア・アヤバカナ



マスデバリア・アヤバカナはラン科マスデバリア属の多年草である。
マスデバリア属は中南アメリカの山岳部に分布する着生種で、350種くらいある。
本種の原産地はペルーである。
標高1200メートルから1800メートルの冷涼な雨林に生える着生種である。
草丈は20~35センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は春から夏である。
花径3センチくらいの花を茎先に1輪ずつつける。
花の色は暗い紅紫色で、花被片の先にオレンジ色の斑が入る。
属名の Masdevallia はスペイン人の植物学者「マスデバル(Jose Masdevall, ?1740-1801)さん」の名からきている。
種小名の ayabacana は「(ペルー北西部の)アヤバカ郡(Ayabaca Province)の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Masdevallia ayabacana


★品の良い色に思わず見とれるね
 湿った森が故郷の花




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