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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

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ツニア・アルバ



ツニア・アルバはラン科ツニア属の多年草である。
ツニア属は中国の南部からインドの北部にかけて5種くらい分布する着生種である。
本種の原産地も中国の南部からインドの北部にかけてである。
標高100~2300メートルの岩場や樹木に生える。
草丈は30センチくらいである。
バルブは棒状で、披針形(笹の葉のような形)の葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
茎先に大形の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花を数輪つける。
花は長さが6~8センチくらいある。
唇弁は隆起した部分が黄橙色をしている。
花はよい香りがする。
属名の Thunia はボヘミアのラン収集家「ツン・ホーエンシュタイン(Thun Hohenstein, 1786-1873)さん」の名からきている。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Thunia alba

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蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)



蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)はタデ科ギシギシ属の多年草である。
羊蹄(ギシギシ)は在来種だが、蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)はヨーロッパ原産の帰化植物である。
かつては北海道に多かったのが、和名の由来である。
明治時代の中期に渡来したものと推定されており、1909年に北海道で帰化が確認された。
今では沖縄を含む全国各地に分布し、空き地や道端などに生える。
環境省によって要注意外来生物に指定されている。
また、北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は60~130センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、細長い楕円形で30センチくらいの長さがあり大きい。
羊蹄(ギシギシ)よりも葉の幅が広いことから広葉羊蹄(ヒロハギシギシ)の別名もある。
中央脈がかなり赤味を帯びるのも特徴である。
縁は細かく波打つ。
茎につく葉は柄が短く、先が尖る。
開花時期は5~7月である。
花穂は黄褐色で、目立たない花をつける。
羊蹄(ギシギシ)の花は緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
9月ころに花穂が茶色になって種子ができる。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の obtusifolius は「先が鈍形の葉を持った」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
下の写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Rumex obtusifolius

★花の穂を焦げ茶に染めて秋迎え
 蝦夷羊蹄特異な姿




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クリオネ耳掻き草(クリオネミミカキグサ)



クリオネ耳掻き草(クリオネミミカキグサ)はタヌキモ科タヌキモ属の多年草である。
中国の南西部(浙江省や江西省)に分布し、湿地に生える食虫植物である。
表記の名は流通名である。
花の様子がクリオネに似ることから名づけられた。
学名のウトリクラリア・ワルブルギーで表示するものもある。
草丈は5~20センチくらいである。
開花時期は春である。
温度が合えば周年開花をする。
花径は8ミリくらいで青く、下唇のつけ根に触角のような突起がある。
花茎のつけ根にある補虫嚢で小動物を捕まえる。
属名の Utricularia は「utriculus(小気胞)」からきている。小さい捕虫嚢のあるという意味。
種小名の warburgii はドイツの植物学者「ワールブルク(Otto Warburg, 1859-1938)さんの」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Utricularia warburgii

★クリオネの名前もらった耳掻き草
 時の流れに漂うように




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根引き草(ネビキグサ)



根引き草(ネビキグサ)はカヤツリグサ科アンペライ属(ネビキグサ属)の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、湿地に生える。
海外では、中国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、インドなどにも分布する。
和名の由来は、根を長く伸ばして株が抜きやすいことからきている。
別名をアンペラ藺(アンペライ)という。
妙な名だが、ポルトガル語の「Ampero(敷物、むしろ)」を語源とするという。
草丈は60~120センチくらいの大形植物である。
根際から生える葉は扁平な円柱形で、直立する。
開花時期は6~10月くらいである。
茎の上部に数個の花序をつくり、茶褐色の小穂をつける。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Machaerina はギリシャ語の「machaira(刀)」からきている。
種小名の rubiginosa は「赤錆色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Machaerina rubiginosa

★これ何と興味をそそるアンペラ藺
 由来調べて思いめぐらし




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羊蹄(ギシギシ)



羊蹄(ギシギシ)はタデ科ギシギシ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、野原、空き地、湿地などに生える。
海外では朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカなどにも分布する。
草丈は50~100センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形である。
開花時期は6~7月である。
蕎麦(ソバ)に似た緑色の花を鈴なりにつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実は緑色から褐色になる。
根は生薬で羊蹄根(ようていこん)といい、皮膚病などに効く。
帰化種に長葉洋蹄(ナガバギシギシ)や荒地洋蹄(アレチギシギシ)がなどがあり、見分けるのはむずかしいという。
俳句では「羊蹄の花」が夏の季語である。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rumex japonicus

★羊蹄の花に背筋がもぞもぞと
 酸っぱいのやらほろ苦いやら




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