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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

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エリカ・ファスティギアタ



エリカ・ファスティギアタはツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
樹高は1メートルくらいまで育ち、直立性である。
葉は線形で輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は3月から6月くらいである。
枝先に4輪ずつ筒状の花をつける。
花の色は白ないし淡いピンクである。
花は平開をする。
筒状の部分は長さが1センチくらい、花径は2センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はフォーシスターズヒース(four sisters heath)である。
そこから四姉妹エリカ(ヨンシマイエリカ)の流通名がある。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の fastigiata は「束になって直立した」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Erica fastigiata


★花開く姿はエリカに珍しい
 葉を見なければわからないかも




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春咲き山芥子(ハルザキヤマガラシ)



春咲き山芥子(ハルザキヤマガラシ)はアブラナ科ヤマガラシ属の越年草である。
原産地はヨーロッパである。
世界の広い地域に雑草として帰化している。
日本では、1960年に群馬県で帰化が確認された。
現在では北海道から九州にかけて各地に分布し、道端や牧草地などに生える。
外来生物法では要注意外来生物に指定されている。
また、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
別名を冬芥子(フユガラシ)という。
草丈は20~60センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
側裂片は小さいが、頂裂片はほぼ円形で大きい。
茎につく葉には柄がなく、つけ根の部分は耳形で茎を抱く。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6~8ミリくらいの小さな黄色い4弁花をまとまってつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
属名の Barbarea はキリスト教の女聖者とされる「聖バルバラ(St. Barbara)」の名からきている。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Barbarea vulgaris


★低地でもしっかり根づく強靭さ
 山芥子でも雑草なんだ




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花八重葎(ハナヤエムグラ)



花八重葎(ハナヤエムグラ)はアカネ科ハナヤエムグラ属の越年草ないし一年草である。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどである。
日本では1961年に千葉県で帰化が確認されている。
現在は、北海道から四国にかけて分布し、道端や荒地などに生える。
北海道のブルーリストではBランクに指定されている。
草丈は20~60センチくらいである。
茎は地面を這って広がる。
茎の断面は四角形である。
葉は4~7枚が輪のようになって生える(輪生)。
ほんとうの葉は2枚で、他は葉間托葉と呼ばれるものである。
葉の形は、下部では卵形、上部では幅の広い線形である。
開花時期は4~8月くらいである。
葉の間から花序を出し、花径2~3ミリの小さな花を数輪つける。
花冠は4つに裂ける。
花の色は初めは白く、やがて淡い紫色やピンクになる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
「花」は花が目立つこと、「八重」は折り重なって生える葉の様子を表し、「葎」は雑草の総称である。
属名の Sherardia はイギリスの植物学者「シェラード(William Sherard, 1659-1728)さん」の名からきている。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
写真は5月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Sherardia arvensis


★雑草と言うのは少しかわいそう
 きれいに咲いた花八重葎




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広葉崑崙草(ヒロハコンロンソウ)



広葉崑崙草(ヒロハコンロンソウ)はアブラナ科タネツケバナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地の渓流沿いなどの湿地に生える。
「崑崙」の名は、花の白さを崑崙山脈の雪に見立てたとする説が一般的である。
崑崙草(コンロンソウ)に比べて小葉の幅が広いというのが和名の由来である。
別名を蓼の湖崑崙草(タデノウミコンロンソウ)という。
この名は奥日光の蓼の湖で発見されたことからつけられた。
草丈は30センチから60センチくらいである。
全体に毛はほとんど生えていない。
茎は直立して枝分かれをする。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長い楕円形で、5枚から7枚からなる。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)ずある。
葉には長い柄がある。
葉の柄のつけ根の部分には付属体があり、耳状に茎を抱く。
開花時期は5月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花をつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の appendiculata は「附属物のある」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Cardamine appendiculata


★降りしきる冷たい雨に遮られ
 葉っぱの様子ぼんやりだけど




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姫金魚草(ヒメキンギョソウ)



姫金魚草(ヒメキンギョソウ)はゴマノハグサ科ウンラン属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はイタリア南部、ギリシャ、北アフリカなどである。
別名を柳海蘭(ヤナギウンラン)という。
学名のリナリア・プルプレアで表示するものもある。
また、異名をリナリア・マロッカナという。
カラフルな園芸品種が出回っている。
また、逸出したものが静岡県などで野生化している。
草丈は60~90センチくらいである。
葉は幅の狭い披針形で、茎の下部では輪生し、上部では互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花をつける。
花冠は唇形である。
上唇は短く、下唇が大きい。
下唇の喉の部分には白い毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は内側に曲がる。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
文献によっては紫雲蘭(ムラサキウンラン:Linaria bipartita)の別名を姫金魚草(ヒメキンギョソウ)としており、混乱が見られる。
属名の Linaria はギリシャ語の「linon(アマ)」からきている。全体が似ているということで名づけられた。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Linaria purpurea(=Linaria maroccana)


★リナリアもいろいろあって面白い
 背高のっぽだこのプルプレア




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