新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
犬砥草(イヌドクサ)
- 2012/10/30 (Tue)
- トクサ科 |
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犬砥草(イヌドクサ)はトクサ科トクサ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、河原や海辺などに生えるシダ植物である。
海外では、朝鮮半島、中国、南ヨーロッパ、アフリカなどにも分布する。
別名を河原砥草(カワラドクサ)という。
草丈は30~100センチくらいである。
地下茎が横に這って広がる。
茎は緑色ないし緑白色の円筒形で、節がある。
枝分かれをするものもしないものもある。
茎先に「ツクシ」のような胞子嚢をつける。
和名の由来は砥草(トクサ)に似ているが研磨には使えず役に立たないというところからきている。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の ramosissimum は「枝分かれの多い」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Equisetum ramosissimum
★砥草より少し細いか犬砥草
ざらつき具合確かめてみる
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酸漿(ホオズキ)
- 2012/10/29 (Mon)
- ナス科 |
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酸漿(ホオズキ)はナス科ホオズキ属の多年草である。
漢字では「鬼灯」とも書く。
原産地は中国の南部などである。
日本へは古い時代に栽培用として渡来した。
草丈は30~80センチである。
葉は広卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には少数の大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に花径1~2センチの白い花を下向きにつける。
花冠は5つに裂け、ナス科の仲間のピーマンや唐辛子の花とよく似ている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
萼が著しく大きくなって袋状に実を包む。
根は生薬名を酸漿(さんしょう)といい、鎮咳・利尿薬として利用される。
俳句では「酸漿」が秋の季語、「酸漿の花」は夏の季語である。
属名の Physalis はギリシャ語の「physa(気泡)」からきている。膨らんだ萼の様子から名づけられた。
種小名の alkekengi はホオズキのアラビア語からきている。
変種名の franchetii は日本の植物を研究したフランス人の植物分類学者「フランシェ(A. R. Franchet, 1834-1900)さんの」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
花の写真は6月に都立木場公園で撮った。
学名:Physalis alkekengi var. franchetii
★過ぎし日は夢にありせば檻の中
思い閉ざして落日燃ゆる
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八丈かぐま(ハチジョウカグマ)
- 2012/10/28 (Sun)
- シシガシラ科 |
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八丈かぐま(ハチジョウカグマ)はシシガシラ科コモチシダ属の常緑多年草である。
本州の千葉県から沖縄にかけて分布するシダ植物である。
伊豆諸島や小笠原諸島にも分布する。
海外では、台湾、中国、フィリピンにも分布する。
「かぐま」というのはシダの古名だが、語源ははっきりしていない。
分類の仕方によっては子持ち羊歯(コモチシダ)の変種とされ、別名を台湾子持ち羊歯(タイワンコモチシダ)という。
大形で、葉の長さは2メートルに達する。
2回羽状複葉で、上部の羽片は葉軸にくっつく。
葉脈は網目をつくる。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は羽軸に接してつく。
葉の表面に新芽をたくさんつける。
属名の Woodwardia はイギリス人の植物学者「ウッドワード(T. J. Woodward,1745-1820)さん」の名からきている。
種小名の prolifera は「突起のある」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Woodwardia prolifera(=Woodwardia orientalis var. formosana)
★南国でぐんぐん育つ子持ち羊歯
背丈を超える大きさになり
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阿蘇湿気羊歯(アソシケシダ)
- 2012/10/27 (Sat)
- イワデンダ科 |
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阿蘇湿気羊歯(アソシケシダ)はイワデンダ科オオシケシダ属の多年草である。
分類の仕方によってはメシダ科とされる。
日本固有種である。
九州の熊本県、大分県、宮崎県に分布し、山地の林の中に生えるシダ植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
葉は三角状の卵形で、先は鋭く尖る。
葉は長さは30~50センチくらいで、羽状に中ほどまで裂ける。
仲間の中では葉の質が固く艶がある。
属名の Deparia はギリシャ語の「depas(受け皿)」からきている。
種小名の otomasui は自然科学者「乙益正隆さんの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Deparia otomasui
★好きなのは湿り気のある木の下さ
ぐんぐん伸びる阿蘇湿気羊歯は
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プレクトランツス・ヌンムラリウス
- 2012/10/26 (Fri)
- シソ科 |
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プレクトランツス・ヌンムラリウスはシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
属名の読み方は「プレクトランサス」としている場合もある。
原産地は南アフリカである。
日本では観葉植物として普及している。
草丈は20センチくらいである。
匍匐性があり、茎を横に伸ばす。
葉は円形で、向かい合って生える(対生)
葉の質は分厚く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10~11月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの紫色の小さな花を穂状につける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
別名をスウェーデンアイビー(Sweden ivy)という。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
種小名の nummularia は「硬貨形の」を意味する。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Plectranthus nummularius
★ほんのりと香りさわやか紫の
小花咲かせてヌンムラリウス
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