新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
麝香羊歯(ジャコウシダ)
- 2012/11/04 (Sun)
- イワデンダ科 |
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麝香羊歯(ジャコウシダ)はイワデンダ科オオシケシダ属の常緑多年草である。
分類の仕方によってはヘラシダ属(Diplazium)とされる。
また、メシダ科とされる場合もある。
鹿児島県の屋久島に分布し、山地の渓流沿いの岩場に生えるシダ植物である。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎は短く、多肉質で緑色の根がある。
葉の柄の長さは20センチくらいである。
葉の形は長い楕円形で、長さは30センチくらいである。
胞子嚢群は線形で、羽軸に接して並ぶ。
属名の Deparia はギリシャ語の「depas(受け皿)」からきている。
種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Deparia formosana(=Diplazium heterophlebium)
★どのような謂れあるのか麝香羊歯
屋久島の地にぽつり離れて
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紅覆輪千年木(ベニフクリンセンネンボク)
- 2012/11/03 (Sat)
- リュウゼツラン科 |
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紅覆輪千年木(ベニフクリンセンネンボク)はリュウゼツラン科リュウケツジュ属(ドラカエナ属)の常緑低木である。
原産地はマダガスカル島である。
英名はマダガスカル・ドラゴン・ツリー(Madagascar dragon tree)という。
ドラカエナ・コンキンナや異名のドラカナエ・マルギナタ(Dracaena marginata)の名で流通している。
属名の読み方は「ドラセナ」とするものもあり、種小名の読み方は「コンシンネ」とするものもある。
樹高は1~3メートルくらいである。
細長い剣状の葉には縦縞模様が入る。
写真はトリカラー(Tricolor)という園芸品種である。
1960年代に日本で生まれた。
緑色地に乳白色と鮮やかな赤の縦縞が入るのが特徴である。
属名の Dracaena はギリシャ神話に登場する「drakaina(ドラカイナ:蛇女)」からきている。
種小名の concinna は「上品な」という意味である。
写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Dracaena concinna
★はるばるとマダガスカルからやって来て
日本で少しお化粧したよ
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柊木犀(ヒイラギモクセイ)
- 2012/11/02 (Fri)
- モクセイ科 |
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柊木犀(ヒイラギモクセイ)はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木である。
公園木や庭木として利用されている。
柊(ヒイラギ)と銀木犀(ギンモクセイ)の雑種と考えられている。
雄株しかなく、結実はしない。
樹高は4~7メートルくらいである。
幹にはコルク質のこぶができる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質である。
葉の先は尖り、縁には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
ただし、時に棘のない全縁の葉が交じる。
開花時期は10~11月である。
葉の脇や枝の先に花径1センチくらいの小さい白い花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂けるが、柊(ヒイラギ)のように反り返りはしない。
雄しべが2本あり、真ん中には退化した雌しべがある。
花はよい香りがする。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は10月に千葉県立美術館で撮った。
学名:Osmanthus x fortunei
★びっしりと枝を覆って咲く花に
駆け寄って見るどんな形と
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大峰岩杪羅(オオミネイワヘゴ)
- 2012/11/01 (Thu)
- オシダ科 |
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大峰岩杪羅(オオミネイワヘゴ)はオシダ科オシダ属の常緑多年草である。
奈良県、三重県に分布し、山地の斜面に生えるシダ植物である。
海外では中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
三重県の場合、既知の生育地点数は1か所で、個体数は50未満だという。
羽片の切れ込みが深い。
羽片のつけ根の部分ではほとんど全裂となる。
胞子嚢群は羽軸の両側の羽軸寄りに1列に並ぶ。
葉身は葉柄よりわずかに長い。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の lunanensis は「(中国の)路南(ルーナン)の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Dryopteris lunanensis
★どこがどう違っているかわからぬが
多様な姿あるほうがよい
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千島姫砥草(チシマヒメドクサ)
- 2012/10/31 (Wed)
- トクサ科 |
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千島姫砥草(チシマヒメドクサ)はトクサ科トクサ属の常緑多年草である。
漢字では「千島姫木賊」とも書く。
北方領土を含む北海道に分布し、山地の湿原などに稀に生えるシダ植物である。
海外では、北半球の温帯の北部に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
地下茎は短い。
茎は束になって生える(束生)。
茎の太さは1~2ミリである。
茎に入る縞模様が目立つ。
園芸植物としても愛好されている。
姫砥草(ヒメドクサ)として流通しているものは本種が多いという。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の variegatum は「斑入りの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Equisetum variegatum
★北の地で風避けるよに背を伸ばす
姿可憐な千島姫砥草
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