新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
姫砥草(ヒメドクサ)
- 2012/10/25 (Thu)
- トクサ科 |
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姫砥草(ヒメドクサ)はトクサ科トクサ属の常緑多年草である。
漢字では「姫木賊」とも書く。
北海道に分布し、山地の湿原や沼の近くなどに稀に生えるシダ植物である。
海外では、サハリン、シベリア、ヨーロッパ北部、北アメリカにも分布する。
環境省のレッドデータブックでは、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10~20センチくらいである。
地下茎は短い。
茎は束になって生える(束生)。
茎は3~6ミリくらいと細い。
黒ないし黒褐色の葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)がつく。
また、長さ2~3ミリの胞子嚢穂は茎先につく。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の scirpoides は「ホタルイ属(Scirpus)に似た」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Equisetum scirpoides
★涼やかに背伸びしてみる姫砥草
小さき故に愛しみ深く
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蕨繋ぎ(ワラビツナギ)
- 2012/10/24 (Wed)
- ツルシダ科 |
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蕨繋ぎ(ワラビツナギ)はツルシダ科ワラビツナギ属の常緑多年草である。
鹿児島県の奄美大島から沖縄にかけて分布し、林の中の樹幹や岩上に生えるシダ植物である。
海外では、台湾、中国、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリア、アフリカなどの熱帯地域に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎は長く這い、間をおいて葉をつける。
葉は羽状複葉で、縁には浅い波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には毛が生える。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は葉の縁近くにつく。
属名の Arthropteris はギリシャ語の「arthron(関節)+pteron(翼)」からきている。葉柄の基部の形状から名づけられた。
種小名の palisotii は人名由来である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Arthropteris palisotii
★熱帯にたくさんあると言うけれど
やはり怖いね森林伐採
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フロリダ一位(フロリダイチイ)
- 2012/10/23 (Tue)
- イチイ科 |
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フロリダ一位(フロリダイチイ)はイチイ科イチイ属の常緑小高木である。
学名のタクスス・フロリダナで表示するものもある。
原産地はアメリカ合衆国のフロリダ州である。
英名はフロリダジュー(Florida yew)である。
ジューは「一位」のことである。
分布域が限られていて、絶滅の惧れがある。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧IA類(CR)に指定されている。
樹高は5~7メートルくらいである。
よく枝分かれをし、枝は横に広がる。
葉は針状の線形で、羽状(鳥の羽のように左右に小葉が並ぶ)に密生する。
雌雄異株である。
開花時期は3~4月くらいである。
花の色は黄褐色である。
結実時期は9~10月くらいである。
実は多肉質で、赤い仮種皮が種子を覆う。
種子と葉は有毒で、実は食べられる。
属名の Taxus はギリシャ語の「taxos(ヨーロッパイチイ)」からきている。
種小名の floridana は「フロリダ産の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Taxus floridana
★温かいフロリダの地に一位あり
不思議感じつ赤い実に触れ
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小人洞忍(コビトホラシノブ)
- 2012/10/22 (Mon)
- ホングウシダ科 |
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小人洞忍(コビトホラシノブ)はホングウシダ科ホラシノブ属の常緑性多年草である。
鹿児島県の奄美大島固有種で、川沿いの岩上に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎は匍匐する。
葉身は卵形ないし長卵形で、羽状複葉である。
細かく裂けた葉先が丸いのが特徴である。
和名の由来は、小型で洞窟に生える忍という意味だが、実際には山野に生える。
既知の群落は砕石のため消失し、絶滅した可能性もあると懸念されている。
属名の Sphenomeris はギリシャ語の「spheno(楔)+meris(部分)」からきている。小羽片が楔形になることから名づけられた。
種小名の minutula は「だいぶ小さい」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Sphenomeris minutula
★限られた土地に根づいた洞忍
小人のように小さく育ち
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八丈鉄蕨(ハチジョウカナワラビ)
- 2012/10/21 (Sun)
- オシダ科 |
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八丈鉄蕨(ハチジョウカナワラビ)はオシダ科カナワラビ属の常緑多年草である。
伊豆諸島の固有種である。
八丈島に分布し、標高50~160メートルの林の中に生えるシダ植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
葉は幅の広い卵形で、3回羽状複葉である。
上部は矛状となる。
属名の Arachniodes はギリシャ語の「arachnion(クモの巣)+odes(形状をした)」からきている。
種小名の davalliaedormis は「シノブ属(Davallia)に関連した(dormisは不明)」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Arachniodes davalliaedormis
★調べてもほとんどデータはないけれど
写真だけでも残しておこう
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